TURNER BROS. / ACT 1
1999/米LUV N' HAIGHT/LHCD033/CD (ORIGINAL RELEASED : 197?)
インディアナポリスのローカルファンクグループが残したレア・アルバムのCD再発。割と謎に包まれたグループのようでして、詳細などは分からないんですが、B級グループと割り切ってしまうには勿体無い魅力がこれはこれである。雷のSEで始まるオープニング「Running In The Rain」はクールなインストファンク。「Let's Go Fishing」は歌い上げるメロウファンクで心地よい。ファンクものとコーラスものが混じりあったどっちつかずの内容ですが、こんなのもアリですな。

THE VOICES OF EAST HARLEM / RIGHT ON BE FREE
1999/east west japan/AMCY-6047/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970)
ニューヨークの路上で歌ってたガキどもが、創り上げた奇跡の1枚。ストリートレベルのファンク作品としては3本指には数えられるでしょう。Free Soulシーンで再評価されたみたいですが、とにかく溢れ出るグルーヴと躍動感に尽きる。ここまで楽しそうに歌っている作品も他にはあまり無いでしょう。これを聴くといつも元気出てきますね。「For What It's Worth」はベースがブイブイいっててカッコいいです。捨て曲は一切無し! あれこれ考える前にまず聴いて下さい。

WAR / THE WORLD IS A GHETTO
1995/BMGビクター/BVCP-7411/CD (ORIGINAL RELEASED : 1972)
元AnimalsのEric Burdonが一時期在籍してたことでロック・ファンにもお馴染みのWarですが、これはEric Burdonがグループを離れた後の作品。本作が一般には代表作になってます。アルバム全編に渡って感じられるラテン・フレーヴァ−がファンク・サウンドと融合して彼ら独自のサウンドを創り出しています。オープニング曲「Cisco Kid」や10分にも及ぶ大作「World Is A Ghetto」とかよく聴きます。ファンクという狭い枠に捕われない"自由"な姿勢が感じられる1枚。

WILLIE HENDERSON & THE SOUL EXPLOSIONS
                         / FUNKY CHICKEN
2003/スペインVAMPISOUL/VAMPI CD 037/CD (ORIGINAL RELEASED : 1969)
Bruswick発レアグルーヴの傑作アルバムとして人気の高い作品のCD再発。ただ、何故かジャケが左右反転してるんですよねぇ。まあ聴けるだけで嬉しいですが。Willie Hendersonなる人はBrunswickのアレンジャーとして実績を残しており、内容はお墨付き。このアルバムは純粋な作品というかパーティーアルバムみたいなノリです。全編通してもうお腹いっぱいって位ダンスチューンのオンパレードで、ゴキゲンでノリノリ(死語)な作品。向かうところ敵無しでキラー!!

YOUNG-HOLT UNLIMITED / PLAYS SUPER FLY
2001/P-VINE/PCD23123/CD (ORIGINAL RELEASED : 1973)
ジャケットとタイトル見てあれ?って思った人も多いはず。そうなんです、「Soulful Strut」の大ヒットで知られる彼らのラストとなる本作は故Curtis Mayfieldの傑作サントラのインスト・カバーを中心とした内容となっています。A面の4曲がそれで、クールなラテンジャズに仕上げておりカッコいいです。エレピとコンガが暴れまくる「Pusher Man」は最高。Spiners、Carpenters、Stylisticsのカバーも収録。名盤という訳ではないけど、レアグルーヴとしては素敵な1枚。

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