COKE ESCOVEDO / COMIN' AT YA!
1999/VIVID/VSCD-720/CD (ORIGINAL RELEASED : 1976)
SHEILA Eの叔父で、Santanaのバンドにも参加していたパーカッショニストの76年の2nd。腰砕けそうなファンキーチューン「Runaway」がレアグルーヴクラッシックとして一躍再評価され、ここ日本ではSuburbiaがリスペクトしFree Soul定番となりました。ラテンパーカッションに軽やかで浮遊感溢れるギターカッティング、ハイハットの刻み方とどこを取ってもグルーヴィこの上なし。ライトグルーヴィな「I Wouldn't Change A Thing」はいつ聴いても素晴らしさは普遍。

CORTEX / TROUPEAU BLEU
199?/仏DARE DARE/DDCD005/CD (ORIGINAL RELEASED : 1975)
フレンチ・レアグルーヴの名盤として今やすっかり有名なCortexの1st。アルバムは3枚残しているそうですが未聴なので他のは割愛。レアグルーヴといってもファンキーなものではなく、エレピが印象的な透明感溢れるスキャット入りのお洒落なフレンチジャズといったところでしょう。一昔前の言葉で例えるのならば渋谷系サウンド。表題曲の「Troupeau Blue」もいいけど、「Mary Et Jeff」が個人的なハイライト。ハイハットを中心に刻むリズムに透き通ったエレピに癒されます。

THE COUNTS / WHAT'S UP FRONT THAT COUNTS
1994/英WESTBOUND/CDSEWM 063/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971)
Detroitのファンクグループが71年に残したアルバムに2曲ボーナストラックを追加した再発CD。タイトル曲はどっしりとした8分弱の長尺インストファンクで導入曲としてはやや地味な気もしますが、悪くは無いです。続いて「Rhythm Changes」、「Thinking Single」と土臭い正統派ファンクチューンが続きます。「Pack Of Lies」はMetersを連想させられるクールでグルーヴィーなインストファンクの傑作。全体的に派手さはないけれどバラエティに富んだ内容になってます。

CYMANDE / THE MESSAGE
1999/英SEQUEL/NEECD 304/2CD
西インド諸島出身のメンバーによるブリティッシュ・レアグルーヴの最高峰、Cymandeの内容の濃い初期3枚のアルバムに未発表曲を追加した無敵の編集盤。ブレイクビーツのネタとしてその筋の人には超有名な「Bra」が代表曲。アフロパーカッシブが奏でるグルーヴは非常にカッコイイです。ひたすら反復されるリズムが腰に来ます。時折ジャジーに、そしてファンキーに弾かれるツボを得たギタープレイも絶妙。メロウグルーヴ「Leavert」が個人的にはお気に入り。

DYKE AND THE BLAZERS / SO SHARP!
1991/英KENT/CDKEND 004/CD
Wilson Pickettによるカバーが何といっても有名ですが、「Funky Broadway」は実はこの人がオリジナルです。J.B.スタイルの暑苦しい程のファンキーなサウンドとシャウトを聴かせてくれます。「Funky Broadway」以外には「Don't Bug Me」とか「We Got More Soul」あたり、めちゃめちゃカッコいいです。J.B.やSlyだけがファンクだと思ってる人に是非聴いてもらいたい1枚。24曲も入ったこの決定的なKentのCDでファンクの道が開けるでしょう。掛け値無しにお薦め。

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