THE ELIMINATORS / LOVING EXPLOSION
1999/英SOUL BROTHER/CD SBCS 4/CD (ORIGINAL RELEASED : 1974)
Brunswick産レア・グルーヴの隠れ名盤。タイトルトラックの「Loving Explosion」はメロウなアーバンファンクで最高にクール。J.B.ライクなシャウトが冴えるファンキーチューン「Give It Up」もカッコイイです。歌入りとインストの2種類が収められている「Get Satisfield」はそれぞれ違った切り口でアレンジされてて聴き比べるのも楽しい。ジャケのインパクトほどは派手さはないけれど、内容としてはファンク、レアグルーウ好きな人なら長い付き合いになる事間違い無しの作品。

ESTHER WILLIAMS / LET ME SHOW YOU
2004/米FRIENDS&CO./FS 109/CD (ORIGINAL RELEASED : 1976)
レアグルーヴ最後の砦とされ、フリーソウル界隈でも特に人気の高いEsther WilliamsのアルバムもとうとうCD化。レアグルーヴ屈指の名曲「Last Night Changed It All」はシングルバージョンもボーナストラックとして収録されていますが、やっぱり電話のベルで始まるアルバムバージョンが無敵です。強烈なドラムブレイクはHip-Hopの元ネタとして最高の素材。この上なくグルーヴィなレディソウルの名盤。レアグルーヴ云々抜きにしてもカッコイイ作品だと思います。

EXIT 9 / STRAIGHT UP
2001/ビクター/VICP-61512/CD (ORIGINAL RELEASED : 1975)
Brunswickの傍系レーベルBRCに残された9人編成の白黒混成グループの唯一の作品。Soul BrotherからもCD化されてますが、安いし国内盤のほうを選びましょう。まずジャケを眺めただけでも名盤の予感がしますが、そんな期待は一切裏切りません。メンバーのほとんどが20歳そこそこの様ですが、作曲、演奏レベル共に不満は一切なし。ブラックシネマのサントラの様なクールな雰囲気が漂うタフなファンクアルバム。作品をこれしか残していないのが何とも残念。

FOSTER SYLVERS / FOSTER SYLVERS
2002/米PRIDE/PRD-0027/LP (ORIGINAL RELEASED : 1973)
Jackson 5に続けとばかりにデビューしたSylversのメンバー最年少のFoster Sylversのソロ・アルバムのリプロ再発盤。サウンドはファンクというよりかはキッズ・レアグルーヴです。声が幼すぎるので、本家(?)Michael Jackson程の迫力は無いものの、これはこれで好盤。洗練されたポップなアレンジなので黒さはほとんど無いからフリーソウル・ファンには向いてるけど純粋なブラックファンにはチト物足りないかも。Slversの音源共々CD再発されないものでしょうかね。

FUNK, INC. / FUNK, INC./CHICKIN LICKIN'
1992/英BGP/CDBGPD 040/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971/72)
グループ名からして"ファンク株式会社"ってな訳で、これでファンキーでなかったら詐欺ってもんです。内容は期待通りクールなインスト・ジャズ・ファンクなのでご安心を。本作は基本にまずオルガンで、他の楽器はオルガンを引き立てるような感じでいわゆるジャズギターもここぞというところしか切り込んできません。何よりもベースが入ってないという点が凄い。ベース抜きでファンク演るなんてどう考えても正気ではないです。「Jung Bongo」あたり凄くカッコいいです。

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