ALICE CLARK / Same
1999/東芝EMI/TOCP-50758/CD (ORIGINAL RELEASED : 1972)
Acid Jazzの傑作コンピ、『Totallly Wired』に「Don't You Care」が収録されたことで一躍ロンドンのレア・グルーヴ・シーンや日本のフリーソウル・シーンで注目をあびることとなった女性シンガーのアルバムの奇跡の国内再発CD。元々無名シンガーのレア盤ですが、前述の「Don't You Care」を筆頭にこれまた名曲揃い。都会的なメロウグルーヴに絡む彼女のソウルフルな歌声。フリーソウル界隈だけで盛り上がるのはもったいない内容なので是非聴いて下さい。

ANN SEXTON / ANTHOLOGY
2004/英SOUL BROTHER/CD SBPJ 20/CD
Sound Stage Sevenという知る人ぞ知る小レーベルを代表するシンガーがこのAnn Sexton。77年のアルバム『The Beginning』に76年のシングル、更には70年代前半にSeventy 7から出したシングルを収録した最強の編集盤CD。サザンソウルテイストをベースにファンキーかつ、グルーヴィなサウンドでこれがまたカッコいいんです。正直僕も聴くまでここまでの内容とは思っていませんでした。レディソウルの裏名盤。レアグルーヴ界隈でもてはやされるのも納得。

THE BEGINNING OF THE END / FUNKY NASSAU
2001/米RHINO/ALSTON SD 379/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971)
バハマ発屈指のファンク/レアグルーヴ名盤として知られる1stアルバム。大ヒット曲「Funky Nassau」はホーン鳴りまくりのラテン・ファンクで腰にくる名曲。1度聴いたらやめられない常習性があるので心臓の弱い人は注意するべし。ソウル系のファンクとは一味も二味も違ったアフロ・ファンクの数々、アルバム通して興奮しっぱなしです。彼等のサウンドにはバハマの熱気が真空パックで詰まっています。暑苦しい夜にはこれを聴いて更に暑苦しく盛り上がりましょう。

BOOBIE KNIGHT & THE UNIVERSAL LADY / SAME
2001/ビクター/VICP-61573/CD (ORIGINAL RELEASED : 1974)
Brunswick傍系レーベルDakarから発表されたBoobie Knightなる謎の兄ちゃんによる時代の狭間に埋もれた傑作ファンクアルバム。まずジャケの胡散臭さが最高。そしてオープニングを飾る「Feeling My Cheerios」で秒殺。何でもありのハチャメチャファンクで文句なしに楽しめること間違いありません。ネタとして人気の高いのは「The Lovomaniacs」。モロにSexと掛け合いが入るエロエロファンク。全体的にギターの歪み等、ロックサイドのファンク。しかし個性強すぎ!!

CHARLES WRIGHT&THE WATTS 103RD STREET RHYTHM BAND
                 / EXPRESS YOURSELF : THE BEST OF
1993/米WARNER/9 45306-2/CD
ブレイクビーツのネタとしてあまりにも有名な「Express Yourself」で知られる彼らの編集盤CD。以前Warnerから2in1も出ていたようですが、こっちの方が入手は容易です。当の「Express Yourself」は突っ込み気味のリズム隊に、一度聴いたら耳から離れないベースラインにやる気のないボーカル、と不思議と癖になる1曲。Otisの「Sweet Lorene」とか荒いけど妙にカッコいいんですよね。歌唱力や演奏力で言うと話にならないけど、そこがB級ファンクの醍醐味!!

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