STEP BY STEP / I ALWAYS WANTED TO BE IN THE BAND
2005/ビクター/VICP-62921/CD (ORIGINAL RELEASED : 1976)
12人編成のグループによるBrunswick屈指のレア盤が奇跡の世界初CD化。ここ日本でCD化が叶った事は誇らしくもあり嬉しくもある。これぞファンクといったド級のヘヴィファンク「Cash Money」にまず度肝を抜かれ、続くメロウファンク「So Very Near You」で一気に彼らの世界に引き込まれる。ノリで押し切るファンクグループで終わらずスウィートソウルナンバー「I'm Glad」、シカゴマナーのノーザンナンバー「Cool Days Are Out Of Style」と、バラエティに富んだ名盤。

STRUTT / TIME MOVES ON
2001/ビクター/VICP-61515/CD (ORIGINAL RELEASED : 1975)
ニュージャージー出身の8人組グループ唯一のアルバムがフリーソウル方面から再評価を受けめでたくCD化。シカゴソウルの名門レーベルとして有名なBrunswickですが、レアグルーヴの宝庫としても有名で、本作もレアグルーヴ屈指の大名盤。「Time Moves On」は躍動感溢れる極上のダンスチューン。歌入りとインストが収められてる「Said You Din't Love Him」はジャジーかつメロウで心地よいグルーヴを醸し出しています。全曲素晴らしく掛け値なしに必聴です!!

SYL JOHNSON /
    DRESSES TOO SHORT/IS IT BECAUSE I'M BLACK
1997/英KENT/CDKEND 148/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968/1970)
Hi時代のファンキー・ディープソウルも最高にカッコいいですが、Hi入りする前にTwinightで発表した2枚のアルバムを収録した2in1CD。彼のディープな唱法はそのままに、J.B.ファンクが洗練されたような都会的な香りのするゴキゲンなリズムのファンキー・サウンドの数々で必聴。前者のはアップテンポが多めで後者のはスローが多めで合わせて聴くとちょうどいいバランスです。アップもスローも各々格別の味があってよし。ホーンも賑やかに入っていて僕好みのサウンド。

TARIKA BLUE / THE VERY BEST OF
2001/英SOUL BROTHER/CD SBCS 11/CD
フュージョン系ジャズギタリスト川崎燎が参加したニューヨークのジャズファンク集団がリリースした2枚のアルバムから選りすぐった奇跡のベスト盤。ジャンルでいったらジャズになるのかも知れないですけど、ジャズ苦手な人にこそ是非聴いて欲しい1枚。ハイハットを中心に攻めるドラミングはファンキーこの上なし。最高にファンキーなブラジリアン・レアグルーヴの最高峰。どの曲もカッコいいんですが、「Things Spring」とか曲の展開がスリリングでゾクゾクします。

THE T.S.U. TORONADOS / ONE FLIGHT TOO MANY
2002/米FUNKY DELICACIES/DEL CD 0016/CD
このグループ名を聞いたことがなくても、Archie Bellの『Tighten Up』のバックを努めたグループといえばピンとくる方もいるのではないでしょうか。ヒューストンのグループで、所々B級臭さを感じますがタフでファンキーなサウンドは是非一度は耳にして欲しいものです。『Tighten Up』路線の曲で言うなら「The Blautche」や「Getting The Corners」がカッコイイです。シカゴソウルの流れを汲むメロウな「What Good Am I」等のボーカルトラックも雰囲気が出てます。

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