RASPUTIN STASH / THE DEVIL MADE ME DO IT
2000/英SEQUEL/NEMCD 359/CD (ORIGINAL RELEASED : 1974)
Curtom系列のGemioから発表した唯一のアルバムにCurtomでのシングルや未発表曲を収録したCD。Curtis御大のファウルセットの影響を受けたであろうコーラスワークに、ディスコ一歩手前のファンク・サウンド。どっしりとしたバックの演奏も良いし、むさい歌もまた良し。「You're So Special」あたりのゆったりとした曲では彼等の歌心も堪能できます。極上のメロウ・グルーヴ「I See Your Face」は一聴の価値有り。ジャケからは想像できない程、歌える好グループ。

THE ROUND ROBIN MONOPOLY / ALPHA
1997/P-VINE/PCD-5172/CD (ORIGINAL RELEASED : 1974)
総勢8人から成る白黒混成グループがStax系列のTruthから74年にリリースした唯一のアルバム。ブラスロック的な要素も高いですが、ブラックフィーリング溢れる好盤。メロウ・グルーヴな「Peace Of Mind」とかタイトル曲「Alpha」とか非常にカッコいいです。このグループ、メンバーのキャリアについて詳細が不明らしいですが、かなりの演奏力の持ち主達が集っています。「Little People」あたり緊張感溢れるファンクでクール。コンガ奏者がいるってのもポイント高し。

SIR JOE QUARTERMAN & FREE SOUL / ST
1994/P-VINE/PCD-2802/CD (ORIGINAL RELEASED : 1973)
レア・グルーヴの代表的な1枚。これは唯一のアルバムにシングルを追加したもの。J.B.直系の怒涛のファンク・ナンバーからメロウなナンバーまで収録した名盤中の名盤。「(I Got)So Much Trouble In My Mind」は誰もが認める最高のファンク・ナンバー。ファンク好きな人で、これ嫌いな人はいないでしょう。「Give Me Back Back My Freedom」はメッセージ色の強いメロウ・ファンク。P-Vineからもう1枚レア曲集があるのでそちらも合わせてどうぞ。これはお薦めです。

SONS AND DAUGHTERS OF LITE / LET THE SUN SHINE IN
1999/米LUV N' HAIGHT/LHCD034/CD (ORIGINAL RELEASED : 1978)
再発が出て一気に再評価が高まった作品。アフリカンフレイヴァーをフィーチャーした最高のジャズファンク・アルバム。前編ヴィヴラフォンが効果的に鳴っており、パーカッションその他の管楽器と非常によくマッチしています。表題曲「Let The Sun Shine In」のカッコよさもさることながら、レッドゾーンを振り切っても加速し続ける「A Real Thing」も最高にカッコイイ。レアグルーヴ発掘モノの中ではスピリチュアルな香りもする極上の内容で、この手のが好きな人は必聴。

S.O.U.L. / WHAT IS IT/CAN YOU FEEL IT
1996/英BGP/CDBGP 107/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971/1972)
レア・グルーヴで再評価されたファンクグループのアルバムの2in1。Young Disciplesの「Move On」のフルート・ネタになった「Burning Spear」はカッコよすぎるので必聴。彼らはJ.B.の様な熱いファンクではなく、ひたすらクール。アーバン・ファンクとでもいいましょうか。フルートとか効果的に入っていてジャジィーな雰囲気が漂っていてこれまたカッコいいです。ファンキーでグルーヴィなのを聴きたきゃこれでしょう。「Get Ready」のインスト・カバーもクールに演ってます。

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