BOBBY BYRD / HOT PANTS - I'M COMING,
1990/P-VINE/PCD-1311/CD
J.B.の片腕でも有り、下手すりゃJ.B.以上の実力を持つJ.B.ファミリー最重要人物である彼がBrownstoneで発表した6曲のシングルからの11曲に、奥方のVicki Andersonの音源を収録したCD。正確無比なJ.B.'sのバックに支えられ、力強いシャウトを聴かせてくれ、これぞファンクの王道。「Sayin' It And Doin It Are Two Different Things」(タイトル長っ!)は、ウネウネしたグルーヴが最高のどファンク。J.B.が好きなら絶対にお薦め、もし嫌いでも絶対にお薦め。

BOBBY BYRD / GOT SOUL THE BEST OF BOBBY BYRD
1995/ポリドール/POCP-2411/CD
そして入門編としては十分すぎるほどに22曲も入ってるベスト盤CD。とにかくこれは聴きましょう。King、Broenstone、Smashと彼のキャリアを網羅する内容。代表曲「I Know You Got Soul」を筆頭に秒殺ファンクのオンパレード。初めてこれ聴いた時は心底痺れたもんです。ファンキーなシャウトもさることながら、彼のソングライティング能力も高く評価したい。J.B.の片腕でもあり、よきライバルでもあり、お互いに刺激しあって素晴らしいグルーヴが生まれていった。

LYN COLLINS / THINK (ABOUT IT)
1995/P-VINE/PCD-1359/CD (ORIGINAL RELEASED : 1972)
J.B.のライブでは常に、女性ボーカルがフィーチャーされていましたが、Marva Whitneyに代わってJ.B.ショーに参加するようになったのが彼女。ボーカルスタイルは明らかにAretha Franklinからの影響が強く、ソウルフルな歌声を聴かせてくれます。本アルバムの中では表題曲の「Think」と「Things Got To Get Better」がファンク・クラッシックで必聴。バラード曲も入っていますが、力強く歌い上げていてそれはそれでまたジャンプ・ナンバーとは別の魅力があります。
                       
LYN COLLINS / CHECK ME OUT
1995/P-VINE/PCD-1360/CD (ORIGINAL RELEASED : 1975)
2ndアルバムにシングル曲を8曲追加したCD再発。J.B.関連の女性シンガーでこれだけ作品を残したのは彼女くらいです。ライナー読むとちょっと否定的なコメントも見受けられますが、僕は彼女の作品大好きです。確かにアルバム曲はパワー不足な感じもしますが、それでも好盤ではないでしょうか? ファンキーなシングル曲に耳がいってしますのは悲しいかな。常にJ.B.の影に隠れざるをえない彼女の存在に涙。まずは1stを、気に入ったらこちらも手に取ってください。
                       
MARVA WHITNEY / IT'S MY THING
2000/英SOUL BROTHER/CD SBCS 6/CD (ORIGINAL RELEASED : 1969)
J.B.関連最後の大物シンガーのアルバムが5曲のボーナストラックを追加してついに再発!! J.B.スタイルのクールなファンク・サウンドにパワフルなシャウトで、内容はお墨付きの1枚。表題曲の「It's My Thing」や「Things Got To Get Better」他名曲が目白押し。J.B.好きな人はもちろんのこと、初めてファンク聴く人にもお薦めです。テンション高いウルトラ・ファンク「What Do I Have To Do To Prove My Love To You」は個人的なベストトラック。これは奇跡の再発。