ISLEY BROTHERS / THE ISLEY BROTHERS STORY
1991/米RHINO/R2 70908/CD
T-Neck時代が有名みたいですが、私はなんと言っても初期!! これはMotown時代をも含むRhinoお得意のレーベルを超えた編集盤。超古典「Shout」での雄たけびを聴いて昂ぶらない人はいないはず。Yardbirdsがカバーした「Respectable」はオリジナルもカッコよかった。ほとんど彼らのオリジナルみたいな「Twist And Shout」も言うに及ばず。レーベルを転々としていた彼らの初期の活動がこれで網羅できます。Motown時代も最高なんだけど、そちらは別項にて。

JACKIE LEE / THE DUCK
1993/英GOLDMINE/GSCD 11/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965)
これは「Harlem Shuffle」で有名なBob&EarlのEarlの方がリリースしたソロ・アルバムにボーナストラックを追加したもの。その「Harlem Shuffle」の再録もしてます。このGoldmineも結構いいかげんな再発レーベルなのでクレジットとかが一切載ってませんが、内容はノーザン満載で素晴らしいです。定番曲のカバーが多いんですけど、そのノーザンぶりといったらどれもがかなりのもの。「Your Personality」他、ほとんどの曲が高水準かつカッコいいので是非聴きましょう。

J.J.BARNES / THE GROOVESVILLE MASTERS
1998/英GOLDMINE/GSCD108/2CD
「Open The Door To Your Heart」の大ヒットで知られるDarrell Banks同様にDon Davisが手がけたシンガーのGroovesville音源とその周辺の音源を詰め込んだ編集盤CD。この人は特にイギリスのノーザンソウル・シーンで人気が高いです。初期のMarvin Gayeのボーカルスタイルに影響を受けており、ディープというよりかはスマートな感じですかね。「Sweet Sherry」は文字通りスウィートなノーザンダンサー。Darrell Banksと並ぶデトロイドの隠れ名シンガー。

LITTLE EVA / THE COMPLERTE DIMENSION RECORDINGS
1997/英WESTSIDE/WESM 512/CD
Carole King、Gerry Goffin夫妻のベビーシッターだった彼女ですが、ひょんな事で「The Loco-Motion」の大ヒットを放つこととなりました。なにせ「The Loco-Motion」の持つ躍動感といったら、もう… 体が動き出さない人はいないでしょう。彼女の活躍はヒットを大量生産していたBrill Buildingの一端を担っていました。Goffin/King作のアメリカンポップス黄金期の素晴らしい作品群が詰まっています。ノーザンのみならずガールポップ好きな人にも聴いてもらいたい1枚。

MAXINE BROWN / OH NO NOT MY BABY
1990/英KENT/CDKEND 949/CD
Manfred MannがカバーしたGoffin/King作の大名曲「Oh No Not My Baby」を含むベスト盤。これもノーザンというには微妙なところですが、個人的にはここらへんのもノーザンとしたいところです。「It's Torture」とか「Little Girl Lost」あたりは十分踊れるノーザン・ナンバー。彼女の歌いっぷりもなかなかのもの。かのOtis Reddingもお気に入りのシンガーだったそうです。ある時はエレガントに、ある時はパワフルに。惜しげ無く28曲も収録されてるのもポイント高し。