BARRINO BROTHERS / I SHALL NOT BE MOVED
1999/英SEQUEL/NEM CD 435/CD
73年にアルバム1枚残して消えていったグループだが、実力は他のグループと肩を並べるほど。アルバム1枚で消えていったのが、なんとも惜しまれます。このCDはアルバム全曲に、シングル曲、バージョン違いを収めたコンプリート編集盤。バラードも格別に良いのですが、やはり「Trapped In A Love」や「I Shall Not Be Moved」あたりの弾けるようなノーザンナンバーが何といっても最高の一言に尽きます。これはとにかく聴かねば。Invictusの中ではこれが1番好き。

CHAIRMEN OF THE BOARD /
       THE CHAIRMEN OF THE BOARD/IN SESSION
1999/英SEQUEL/NEM CD 982/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970/71)
Invictusを代表するグループ、それがこのグループでしょう。これは1stと2ndのカップリングCD。前者のアルバムは、なんといっても「Give Me Just A Little More Time」に尽きるでしょう。弾けるようなノーザンビートに粘りのあるボーカルで、名曲中の名曲でしょう。けど、内容のほうは後者のアルバムの方が充実してます。こちらはどの曲も完成度高いです。これぞInvictusサウンドといえるでしょう。Chairmenはタフでファンキー、それでいてダンサブルで最高。

CHAIRMEN OF THE BOARD / BITTERSWEET/SKIN I'M IN
1999/英SEQUEL/NEMCD 983/CD (ORIGINAL RELEASED : 1972/74)
3rdアルバムと4thアルバムの2in1CD。よりタフに、そして何よりもソウルフルに成長した3rdアルバムはブラックミュージックとして一級の内容。Motown直系のH-D-Hナンバー「Working On A Building Of Love」はInvictus屈指の名曲。表題曲「Bittersweet」は曲名の通りほろ苦いソウルバラード。Parliament/Funkadelicのメンバーが録音に参加した『Skin I'm In』は、個人的にはアクが強すぎるけど骨太のファンク作品。Eddie Hazelのギターは一発で分かります。

CHAIRMEN OF THE BOARD / ANY ATHER BUSINESS
1999/英SEQUEL/NEECD 301/2CD
これはChairmenのアルバム未収録曲と、各々のソロアルバムをまとめた編集盤。まあ、重箱の隅をつつく内容といってしまえばそれまでですが、そこはChairmen絡みだけあって素晴らしい内容です。Chairmenのシングル曲「Let Me Down Easy」も一聴の価値ありだし、General Johnsonのソロ作品はもちろん素晴らしい内容。Donny Woods、Harrison Kennedyのソロも中々の内容と、これは嬉しい編集盤になってます。Chairmen気に入ったら是非こちらも合わせて。

THE 8TH DAY / GOD CREATED SOUL
1999/英SEQUEL/NEMCD 987/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971/73)
一見するとキワモノ系グループと思いがちですが、ご安心を。このグループも最高にゴキゲンなサウンドを聴かせてくれます。これは2枚のアルバムにアルバム未収録曲を追加した編集盤。なんといってもバラードでのMelvin Davisの表現力が凄まじい。70年代デトロイトシーン屈指の名ボーカリスト。人気曲「You've Got To Crawl」は70'sノーザンの名曲でしょう。2ndの方はよりファンキーになり、そちらもまた魅力的です。彼等はルックスとジャケで存してる気がしますね…