GENE CHANDLER / NOTHING CAN STOP ME
1994/米VARESE SARABANDE/VSD-5515/CD
こちらは62年から80年までに渡るレーベルを超えての編集盤。なかでも60年代中期Constellation期のCurtis Mayfieldプロデュース作品が素晴らしい。彼とCurtisのコラボレイトはシカゴ・スタイルのノーザンソウルの確立に大きく貢献を果たしたでしょう。Curtisと別れた後Brunswickに移ってからのCarl Davisプロデュースによるノーザン作品群も素晴らしいの一言。流石シカゴソウル界きっての名シンガーです。

JACKIE WILSON / THE VERY BEST OF
199?/英ACE/CDCHK 913/CD
この人はデトロイト出身でBerry Gordyが関わった「Reet Petite」「Lonely Teardrops」等のヒットを持つBrunswickの看板シンガーです。初期作品も良いけど60年代中期の「Whispers」あたりが良いです。この人もキャリアが長いから色々なCDが出てるんで、好きなの選んで買ってください。このCDの難点はたくさん曲入ってるけどノーザンの古典「Higher And Higher」が入っていないこと。曲数少ないけど、確かRhinoのベストには入ってたと思います。

JERRY BUTLER / THE BEST OF
1987/米RHINO/R2 75881/CD
Curtis Mayfieldと並んでシカゴソウル屈指の名シンガーの一人。Impressionsとしての「For Your Precious Love」はアーリーソウル・クラッシック。グループと別れてソロになってからもCurtisとの関係は続き、何曲かCurtisが曲を提供している。Curtisとの共作ナンバー「He Will Break Your Heart」「I'm A Telling You」等ではCurtisのコーラスとの絡みが素晴らしい。このCDはVee-Jay時代を中心に一部Mercury時代を含む好編集盤。
                       
LARRY WILLIAMS & JOHNNY WATSON/
                 TWO FOR THE PRICE OF ONE
1991/米SONY MUSIC/A 14122/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
50年代に「Dizzy Miss Lizzy」「She Said Yeah」等のRock'n'Rollナンバーをヒットチャートに送り込んだLarry Williamsと後にJohnny"Guitar"Watsonとして有名になるJohnny WatsonがOkehで発表したアルバム。キャディラックにまたがったジャケットも最高だけど、中身はもっと最高!!表題曲「Two For The Price Of One」や「Too Late」「A Quitter Fight Than Switch」あたりはノリノリなノーザンで文句なし!!

THE LOST GENERATION / THE SLY,SLICK AND THE WICKED
                /YOUNG,TOUGH AND TERRIBLE...PLUS
1999/英EDSEL/DIAB 8016/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970/72)
このグループはChi-Litesの弟分的な存在で、これはBrunswickに残した2枚のアルバムにシングル曲を追加したもの。前者はChairmen Of The Boardの「Give Me Just A Little More Time」のカバーが良い出来。他にもスィートな香りが漂う佳曲が揃ってます。後者は「Sure Is Funky」のようなファンキーなナンバーからSpiritual Grooveの「This Is The Lost Generation」等Grrovyな楽曲が多いかな。知名度は低いけど、中々の好グループです。