MAJOR LANCE / EVERYBODY LOVES A GOOD TIME!
1995/米SONY MUSIC/E2K 66988/2CD
シカゴソウルのレーベルといえば忘れてはならないのがOkeh。そのOkehの看板アーティスト言えばMajor Lance、Major LanceといえばCurtis Mayfieldプロデュースによるノーザンソウルの名曲を残した、ってことで当然彼も外せません。これは決定的な2枚組ベスト。「Um,Um,Um,UmUm,Um」「The Monkey Time」ばかりが有名ですが他の曲もCurtis流ノーザンで素晴らしいです。「Everytime」「Hey Little Girl」とか思わず腰が動いちゃいます基本中の基本。

TYRONE DAVIS /
   TURNING BACK THE HANDS OF TIME,THE SOUL OF
1998/英EDSEL/DIAB 873/CD
この人はもともと南部出身でシカゴに移り住んだ経歴を持つ。そんな影響だろうか、南部特有のディープなスタイルが見られます。しかし本当にディープだ。そんな南部の香りとシカゴサウンドがうまく融合した極上のSoul(魂)がBrunswick傘下のDakarに多く残されてます。「Is It Something You've Got?」「Turn Back The Hands Of Time」はノーザンスタイルを取り入れた文句無しの傑作。バラードも味が合ってまた良し。

V.A. / OKEH-A NORTHERN SOUL OBSESSION
1996/英KENT/CDKEND 132/CD
これは素晴らしいCDです。流石KENTと思わず言いたくなります。このOkehレーベルは60年代はノーザンソウルを数多く発表したことで有名で、もちろんこのCDにはノーザンがぎっしり詰まってます。全24曲、全て素晴らしいです。こんなに外れがないコンピもめったに無いでしょう。Rock'n'Rollの祖Little Richardもここではノーザンスタイルです。ほんとに全部良いからどの曲が良いとか選べません。これは絶対にマスト。

V.A. / OKEH-A NORTHERN SOUL OBSESSION VOLUME 2
1997/英KENT/CDKEND 142/CD
これはその第2集。普通続編とか言ったらガッカリさせられるのが多いんだけど、これは違います。まあ前作と比べると若干落ちるけど、この続編も十分素晴らしいです。強いて言うならば前作はアップテンポが多かったのに比べて、こっちはミドル/スローテンポの曲が多いって事かな。しかしこんなにもノーザンが残されてるとは恐るべしOkeh!!Vibrations「End Up Crying」あたりは個人的には完璧なノーザンです。
                       
V.A. / CHICAGO COOL BREEZIN'
1999/英WESTSIDE/WESK 401/3CD
ジャケットのタイトルが"CHIGAGO"ってなってるんですけど、どう考えったって"CHICAGO"の間違いでしょ…フツー間違えないでしょ。それはさておきこのボックスはBrunswick、Dakar、Chi‐soundの音源をCD3枚にまとめたものです。有名どころから無名どころまで、幅広く収められているのでこれを聴けばシカゴ・サウンドの魅力が存分に味わえるでしょう。しかもこの中の音源の8割が初CD化みたいなんで、そっちの意味でも嬉しいでしょう。中身が非常に濃いのでこれはお薦めです、確かWestsideだから値段も安かった思うし。
                       
V.A. / THE BEST OF BRUNSWICK RECORDS R'n'B HITS
1998/英EDSEL/FBOOK 21/3CD
98年にイギリスのEdselがBrunswickの作品を立て続けにリイシューしたが、これはその集大成的な3枚組ボックスセット。まず看板シンガーJackie Wilsonに始まり、Gene Chandler、Barbara Acklin、Tyrone Davis、The Chi-Lites、Young Holt Unlimited、etc...Brunswickレーベルのおいしい所が一気に味わえる素晴らしいボックセットです。Barbara Acklin「Am I The Same Girl」と、そのバックトラックをインストに仕立てたYoung Holt Unlimited「Soulful Strut」を続けて聞くも良し。アップテンポの曲ばかり集めて踊ってみるのもまた良し。あなたの好きなようにたっぷり楽しんでください。