FOUR MANFRED MANN ORIGINALS
本国イギリスではHMV時代には1stアルバム『The Five Faces Of Man Fredmann』と2ndアルバム『Man Made』のたった2枚しか残さなかったが、海の向こうアメリカではなんと5枚ものアルバムをリリースしていました。そのうち英米同内容の『Man Made』以外のアルバム4枚を縮小紙ジャケット(印刷も結構きれい)に封入し、折りたたみ式ブックレットと共にミニボックスに収めたこの4枚組ボックスは間違いなく゛買い"でしょう。現在は残念ながら多分廃盤だと思いますが、発見したら是非入手してみて下さい。宝物ですよ。

MANFRED MANN / THE MANFRED MANN ALBUM
ORIGINAL RELEASED : 1964
ディスク1は米国での1stアルバム。英国における1st『The Five Faces Of Manfred Mann』から3曲削り、代わりに彼らの大ヒット曲「Do Wah Diddy Diddy」を追加した編集になっており、ジャケも米国独自のものです。「Sack O'woe」「Got My Mojo Working」等のカバーも素晴らしいですが、オリジナルの「Don't Ask Me What I Say」も良い出来です。

MANFRED MANN / THE FIVE FACES OF MANFRED MANN
ORIGINAL RELEASED : 1964
ディスク2は米国2ndアルバム。アルバム単位で行ったら一番これが好き。オープニングの弾けるような「Sha-La-La」に始まり、ノーザンスタイルの跳ね系リズムの「She」、少しJazz入った「I'm Your Kingpin」、ブレインドレインセンス炸裂の暴走R&Bナンバー「Hubble Bubble」、タイトル通りGroovyなイカしたナンバー「Groovin'」等名曲・名演揃い。カッコよすぎて間違いなくしびれます。

MANFRED MANN / MY LITTLE RED BOOK OF WINNERS!
ORIGINAL RELEASED : 1965
ディスク3は米国3rdアルバム。まあアルバムタイトル見てくれれば分かると思いますけど、Bacharachナンバーをフィーチャーしていて、彼らの高い演奏力で軽く料理してます。流石の一言。Mike Vickers作のJazz曲「You're For Me」がクールです。Ike & Tina Turnerのカバー「I Can't Believe What You Say」やBaby Washingtonの「Oh,No,Not My Baby」等良いです。全体的に大人っぽい渋い雰囲気が漂ってます。

MANFRED MANN / PRETTY FLAMINGO
ORIGINAL RELEASED : 1966
ディスク4は、3rdとの間に英国2ndと同内容のアルバム『Mann Made』を挟んでの5thアルバム。全英1位を獲得した大ヒット曲「Pretty Flamingo」をフィーチャーしたつくりです。Paul Jones作の「Tired Of Trying,Bored With Living,Scared Of Dying」とかメンバー共作の「It's Getting Late」とかオリジナル作品もクオリティーが高いです。この後Paul Jonesが脱退してグループは新たな道を歩き始める事になります。