JAMES BROWN / LIVE AT THE APOLLO VOLUME U
2001/ユニバーサル/UICY 7034-5/2CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
J.Bの数あるライブ盤の中でも最も有名な本作をさらに拡張したデラックス・エディション仕様の2枚組CD。ソウル関連の真骨頂はやはりライブだなということを骨の隋まで思い知らされる作品。本作発売時はライブ盤で2枚組という意欲的な作品だったわけですが、もちろん悪いわけがありません。Bobby ByrdやMarva WhitneyもフィーチャーしたJ.Bショー、最高にカッコいいです。スタジオ盤とはまた違ったカッコよさ。ただしオリジナル盤とは内容が異なっているので注意。

JAMES BROWN / SLAUGHTER'S BIG RIP-OFF
1995/P-VINE/PCD-1356/CD (ORIGINAL RELEASED : 1973)
ブラック・シネマのサントラといえば『Superfly』や『Shaft』をまず思い浮かべますが、J.B御大もサントラを数枚手がけており、これはその1枚。サントラということでヴァラエティに富んでいて、いつもの暑苦しいファンクとはまた異なった一面が楽しめます。全編に渡りクールでスリリングな世界観。バックを努めるのはもちろんJ.B.'sの面々で演奏も申し分なし。サントラといえども聴き所満載でお薦め。映画の筋は知りませんが、どんな内容なのか1度見てみたいものです。

JAMES BROWN / ROOTS OF A REVOLUTION
1992/ポリドール/POCP-2235,6/2CD
革命のルーツ… そんな本編集盤のタイトルが示す様に、ファンク以前のR&B色の強いナンバーが収められています。ここには「Papa's Got A Brand New Bag」も「I Got You」も入っていません。ここではバラードが主体で「Please,Please,Please」で見られたような喉から搾り出すようなゴスペル仕込みの図太いボーカルを堪能できます。個人的にはWho絡みで「I Don't Mind」、「Shout And Shimmy」、「And I Do Just What I Want」が聴きたくて購入したものです。
                   
JAMES BROWN / JB 40
1996/米POLYDOR/31453 3409-2/2CD
40周年を記念してリリースされた2枚組ベスト。彼ほどキャリアが長いとベスト盤一つとっても多種多様でどれを買うか迷う所でしょうが、個人的にはこれが1番お薦め。CD2枚で40曲。彼のキャリアのスタート地点「Please,Please,Please」で始まり、「Think」、「Out Of Sight」、「Papa's Got A Brand New Bag」、「I Got You」等、ファンク前夜の重要曲は全て網羅。「Sex Machine」、「Super Bad」、「Hot Pants」等の重要曲を含み79年の作品までこれで聴けます。
     
JAMES BROWN / IN THE JUNGLE GROOVE
2003/米POLYDOR/B0000472-02/CD
レア・グルーヴの火付け役ともなった名コンピレーション・アルバム。2003年のリマスターに際して「Blind Man Can See It」をボーナストラックとして追加収録。Bootsy Collinsがベースで参加してた頃の音源が多く収録されてる選曲もそうですが、リズムを強調したリミックスが施されてるのも良い結果をもたらしています。ファンキーかつグルーヴィなのを聴きたければ迷わずこれをお薦めします。DJやる人は必聴盤とのことですが、この多種多様なリズムパターンは神業。