V.A. / THE ESSENTIAL DETROIT SOUL COLLCTION
1992/英GOULDMINE/GS CD3/CD
60年代のマイナーデトロイト・ソウルのシングル盤を集めたコンピ。選曲はかなりマニアックな選曲で知らないアーティストばかり。もちろん無名だからといって駄作ということは無く、深みのある佳曲がいっぱい収められています。このCDの1番の目玉になるのが、4曲目に収録されているSteve Manchaの処女録音「Did My Baby Call」でしょう。ちなみにSteve Manchaというのは後に100 Proofの一員としてInvictusからヒットを放ったあの人です。

V.A. / ULTIMATE GIRL GROUPS
1992/英GOULDMINE/GSCD6Z/CD
タイトル通りまさに゛究極"のガールズ・コンピ。いわゆるShirellesやらSupremesやら有名なグループは一切入っていません。多分どのグループもシングルのみで消えていったと思われます。かなりマイナーな選曲なので当然の様にアナログ落としですが、この際細かいことは目をつむりましょう。チープなサウンドで明らかにモータウンの二番煎じといった感じの曲が多いですが、内容は抜群に良いです。しかしよくこれだけの音源を集めたものです。゛究極"に偽りなし。

V.A. / THIS IS NORTHERN SOUL
1992/英GOULDMINE/GSCD 13/CD
まずジャケットのイラストが良いね。他愛の無い男が安レコ売ってるイラストなんだけど、ノーザン・ソウルってそもそも誰も聴かないようなゴミ同然のレコの中から宝物を見つけ出すってものだからね。内容も見事なまでに無名アーティスト揃い。もちろん良いのあれば悪いのもあります。この24曲の中から、あなたが宝物を探し出せばよいのです。そもそも全曲良いコンピってそうないしね。個人的なベスト・トラックはタイトルも素敵なSaxie Russell「Psychedelic Soul」です。
                       
V.A. / DETROIT SOUL - FROM THE VAULTS VOL.1
1993/英GOULDMINE/GSCD 19/CD
これは第2のモータウンになれなかったデトロイトのインディ・レーベルの音源を集めたものの第1集。年代的には60年代中期から70年初頭にかけての作品がメインなんで、典型的なノーザンの様なシャカシャカした感じよりもグルーヴィな感じですね。コーラスワークが冴えてるMetrosあたりは結構好きです。未発表曲も何曲か入ってるんですけど、一体どこから発掘したのでしょうか。有名どころではDynamicsの初期作品を収録してます。
                       
V.A. / DETROIT SOUL - FROM THE VAULTS VOL.2
1993/英GOULDMINE/GSCD 20/CD
その続編。内容は第1集と対になってる構成ですね。例えば1集にはインストで収録されてたのが2集では歌入りで収録されてたり、またその逆だったりと。合わせて聴くとより一層楽しめると思います。Doni Burdickのは典型的なノーザン。ベタなタイトルの「Whatcha Gonna Do」あたりクールに踊れそうですが、サビがやや迫力不足かな。George Lemons「Fascinating Girl」はシカゴ・ソウル調のリズムナンバー。まあ総評としてはまあまあですかね。