CUTIS MAYFIELD / CURTIS
2000/米RHINO/R2 79932/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970)
ソロ第一弾にして超のつく傑作アルバム。ソロ時代のトレードマークともいえるワウワウギターのカッティングにからむパーカッションが曲を一層引き立ててスリリングでクールなファンクサウンドを創り出しています。バラードも美しいが、なんと言っても人気曲「Move On Up」は何を差し置いても必聴!! これ聴いて体が動き出さない人はいないだろうと言う位Groovy!このRhinoから再発されたCDはデモ等9曲も追加してるんでお得です。

CURTIS MAYFIELD / LIVE !
2000/米RHINO/R2 79933/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971)
ソロ2作目がいきなりの2枚組ライブアルバムなのは自信の表れか。それでもってこれが最高のライブアルバムだから頭が下がる。割とゴージャスに作りこまれたスタジオ音源に比べると、音数が少なく必要最小限のサウンド創りですが、間の取り方が絶妙で唯一無二のグルーヴ感を醸し出しています。Impressions時代の名曲「People Get Ready」や「Gypsy Woman」等、目頭が熱くなります。ゆるい雰囲気の中にも張り詰める緊張感。ライブの醍醐味がここにあり。

CURTIS MAYFIELD / ROOTS
1999/米RHINO/R2 75569/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971)
次作が『Superfly』だけに見落とされがちな作品ではありますが、これがまた実に濃い1枚なのであります。オープニングトラック「Get Down」はスリリングで緊張感の張り詰めたファンクで、大好きな曲。「Keep On Keeping On」はImpressions時代を彷彿とさせる安らかなミディアムソング。アップテンポのCurtis十八番の人類愛ソング「We Got To Have Peace」も聴いて幸せになれる名曲。ボーナストラックで4曲が追加されて、更に申し分ない内容となっています。

CURTIS MAYFIELD / SUPERFLY
1997/米RHINO/R2 72836/2CD (ORIGINAL RELEASED : 1972)
これまた代表作。本来はブラックシネマ(本人もチラっと出演)のサントラとして発表されたが、そんなことを抜きにしても名盤です。映画の内容が麻薬密売人の話であるからだろうか、ここでは一層スリリングな緊張感が全編を通じて流れている。「Pusherman」「Freddie's Dead」「Superfly」等名曲が多数入ってます。Curtis流ファンクサウンドをじっくりと堪能できます。様々な形で再発されてるけど、このRhinoのDeluxe Editionか国内盤がお薦めかな。

CURTIS MAYFIELD & THE IMPRESSIONS /
                   THE ANTHOLOGY 1961-1977
1993/MCAビクター/MVCM437-438/2CD
これはImpressionsとしてデビューしてからソロに至るまでの音源を40曲集めたベスト盤。ちなみに私もこれから入りました。ABCリリース第1弾「Gypsy Woman」で始まり77年のソロシングル「Do Do Wap Is Strong In Here」で終わるという構成なので、2枚通して聴くとサウンドの移り変わりが良く分かります。ソロの音源ははこれだけだとちょっと物足りないけど、Impression期の代表曲はこれさえあればほとんど網羅できます。
                       
CURTIS MAYFIELD / MOVE ON UP
1999/英SEQUEL/NEECD 320/2CD
こちらの2枚組ベストはCurtom期に焦点を絞ったものです。シングルアンソロジーになってるんで「Move On Up」とか長い曲も短く編集されたシングル・エディットが収められてます。彼はソロになってからもアルバムたくさん出してるんで、まずこれを買いましょう、そして感動しましょう。彼のソロ期の全キャリア(1970−1990)を網羅する全39曲。これで2000円程度なんだからマストでしょう。ちなみに私はSequelの回し者ではありませんので、あしからず。