V.A. / DANCE-A-LONG AT WHISKY A GO GO
1998/ユニバーサル/MVCE-22035/CD
日本のモッズ集団blue dressが監修したCDで、当時のモッズ達が愛したR&Bに焦点を当てたかなりマニアックな内容。ライナーにステップの踏み方が解説してあったり、素晴らしい内容になってます。R&B系意外にもBlues系のナンバーも収められており、かなり内容の濃い1枚になってます。マイ・フェイバリットは2曲収められてるThe Avantisのイカしたダンスナンバーです。鈴木啓志による全曲解説もついていて、かなり勉強になります。

V.A. / CHICAGO RADIO SOUL
1996/英KENT/CDKEND 133/CD
Chessといえば、ブルースレーベルとして有名ですが、Motownの影響を受け60年代に入ると、ビートを強めたソウル作品を数多くリリースしていました。このCDはそんなノーザンフレイヴァー溢れるナンバーをコンパイルしたもの。オープニングからノーザンの定番Fontella Bassの「Rescue Me」でバッチリ決めてくれます。他には無名どころまで押さえた幅広い選曲で非常に濃い内容になってます。Chess=ブルースという考えはこれを聴けば変わるはず。

V.A. / CHESS CLUB RHYTHM & SOUL
1996/英KENT/CDKEND 134/CD
まずはジャケに一目惚れ、そして聴けば病みつき。そんな1枚です。流石Kentと唸らせる程の好編集盤。これはChessの中でもR&B色の強いナンバーを集めたもので、どちらかというとブルース寄りの選曲。超定番曲「Hi Heel Sneakers」も収録。個人的なお気に入りはDon&Bobの「Good Morning Little Schoolgirl」です。オリジナルは聴いたこと無いんですけど、Yardbirdsはこのバージョンを元にカバーしたんでは?と思います。アレンジがかなり近い。

V.A. / JUST KEEP ON DANCING
1996/英KENT/CDKEND 138/CD
これはタイトルの通りChessのノーザン編。おそらくシングルのみの活動であっただろうと思われる様なマイナーグループも収録されていて実に興味深い。Chessもこんな作品出してたのね、と改めて驚くばかり。Valentinos、Chessmenらノーザン常連組の作品は素晴らしい。まあ、中にはそれほど良くないのも入ってるんですけど、このようなCDで一気にChessのノーザンを網羅できるだけでありがたいものです。Kentにしては珍しくジャケは手抜きですけど。
                       
V.A. / CHESS UPTOWN SOUL
1997/英KENT/CDKEND 140/CD
これはタイトルが示す様に、都会的な香りが漂う洗練されたソウル作品を集めた1枚。私もChess=ブルース=泥臭いサウンドという印象があったのですが、こういった視点で捉えるとChessの奥深さを感じずにはいられません。ただし、全般的にミディアム/スローナンバーが中心なんで、スローも好きだよという懐の深い人にしかお薦めはできませんがね。なかでもRamsey Lewisのジャズインストはめちゃクール。やはりこの人はただ者ではない。