THE ZOMBIES / BEGIN HERE
2000/テイチク/TECW-20896/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965)
Bo Diddleyのカバー「Road Runner」で始まり、他にも数曲R&Bのカバーが収録されていますが、それよりも重要なのはオリジナル曲でしょう。彼等は他のバンドと異なり、黒っぽさよりもメロディやハーモニーを大切にしていました。なかでもデビュー曲「She's Not There」はメロディラインが美しく何度聴いても色褪せない名曲で、素晴らしいの一言に尽きます。本作のタイトル通りに全てがここから全てが始まる。

THE ZOMBIES / ODESSEY AND ORACLE
2000/テイチク/TECW-20897/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
グループ解散後に発売されたという2ndアルバム。当時よりも現在の方が評価は遥かに高く、その特出したメロディとハーモニーからソフトロックの名盤としても名高い1枚です。個人的なベストトラックは「Friends Of Mine」。美しすぎるメロディに涙する屈指の名曲。ビートバンドが多かった当時のシーンの中で彼等の存在はひときわ異彩を放っています。ジャンルを超越したポップサウンドは唯一無二の存在でマスト。

THE ZOMBIES / ZOMBIE HEAVEN
1997/英BIG BEAT/ZOMBOX 7/4CD
英Big Beatが組んだ4枚組BOX。タイトル通りコンプリート的な内容でファンにとってはまさに天国。上記の1st、2ndはもちろんのこと未発表アルバム「R.I.P」の音源をディスク1・2にまとめ、ディスク3に未発表デモ・バージョン違いをまとめ、ディスク4にBBC音源を気前よく29曲も詰め込んでおり、ボックスとしてはよくまとまっています。値段は倍近くなってしまうがVIVIDの国内盤のライナー全対訳は素晴らしい仕上がり。彼等の作品はベストでもアルバム単位でも様々な形でリイシューが進んでいるので、一度その魅力に触れて下さい。

Fan Site http://members.aol.com/bocad/zom.htm