SONNY BOY WILLIAMSON & THE YARDBIRDS
2000/ビクター/VICP61100/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
本作は彼等がデビューする前に渡英したSonny Boy WilliamsonU世と共演した時の模様を収めたもの。彼のバックをそつなくこなしているだけなので個人的には1番興味の無い作品です。現行CDには64年のSonny Boy再共演ライブなどを追加収録した内容になってます。コアなファン以外は特に手にとる必要はないと思う。

THE YARDBIRDS / FIVE LIVE YARDBIRDS
2000/ビクター/VICP61097/CD (ORIGINAL RELEASED : 1964)
デビュー作にしていきなりのライブアルバム。64年のマーキー・クラブでの演奏を収めています。若き日のEric Claptonのギタープレイを堪能できる作品として有名。収録曲全てがBlues/R&Bのカバーだが、ライブにおける彼らのハイテンションな演奏は聴く価値があり。特にBo Diddleyの「Here 'Tis」でのEric Claptonのギタープレイに注目。強大な音の渦となったバンドとしての演奏も最高にカッコいいです。熱気がムンムン詰まった1枚。こんなライブ体験したい…

THE YARDBIRDS / FOR YOUR LOVE
2000/ビクター/VICP61098/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965)
本作はアメリカデビュー作となった編集盤。Eric Claptonが参加した曲とJeff Beck参加の曲が半分ずつ収められています。ポップヒットとなった表題曲の「For Your Love」を巡り、Bluesを追求するためにClaptonが脱退していったというエピソードは有名。編集盤だけどアルバムとしてはこれが一番好きです。ブループハープ暴れまくりの「I Wish You Would」や、エッジの利いた「I'm Not Talking」、「Good Mornig Little School Girl」あたりが最高。名盤!!

THE YARDBIRDS / HAVING A RAVE UP
2000/ビクター/VICP61099/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
これまたアメリカでリリースされた編集盤。元々は前半6曲がJeff Beck参加のシングル、後半4曲が『Five Live Yardbirds』からのライブ音源を収録という中途半端な編集盤。最近出てるCDには1stとダブる4曲のライブ音源をカットしてボーナストラックを大量に追加しています。現行の各種CDではボーナストラックの方が面白いの入ってますね。本作の中では定番カバー「I'm A Man」や代表曲「The Train Kept A Rolling」が最高にカッコいい。この頃が1番好き。

THE YARDBIRDS / SHAPES OF THINGS
1992/アルファ/ALCB-527〜530/4CD
初代マネージャーのジョルジオ・ゴメルスキーが版権を管理している音源を全て詰め込んだ4枚組ボックス。上記のアルバム4枚の音源を全て含んでいます。手っ取り早く初期の音源に触れるにはもってこいのボックスですが、なにしろ音が悪いのが難点か。ブックレット、データ類は結構充実。この時代のボックスはこれの他にも出てます。このボックスのアナログ仕様はかなり豪華みたいですね。

THE YARDBIRDS / ROGER THE ENGINEER
1994/ソニー/SRCS 7329/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
Jeff Beck在籍時にリリースされた唯一のスタジオアルバム。Bluesを基調としながらもサイケデリックな要素をふんだんに盛り込んだ力作である。なにしろJeff Beckの攻撃的なギターが新境地を開いていてカッコいいです。「Nazz Are Blue」とか凶暴でいいね。ポップグループからは一皮剥けたクリエイティブな作品です。CD化に際してJeff BeckとJimmy Pageの貴重なツインギターナンバー「Psycho Daisies」「Happennings 10 Years Time Ago」を収録。

THE YARDBIRDS / LITTLE GAMES
1996/米EMI/E2-54102/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
Jimmy Page在籍時唯一のスタジオアルバムであると同時にラストアルバム。内容はうって変わってサイケポップ。「White Summer」なんてインディアン・ポップだし、Pageを中心にかなり実験的なサウンド作りに挑戦しています。グループ解散後に、Jimmy PageはNew YardbirdsとしてLed Zeppelinを結成します。本作にはJohn Paul Jonesもアレンジで参加してます。Yardbirdsの作品の中では異色作。これは全26曲の拡張版だけど2枚組仕様のCDもあります。

THE YARDBIRDS / WHERE THE ACTION IS !
1998/テイチク/TECW-30756-7/2CD
以前『On Air』のタイトルで出ていたBBC音源集の拡張版。Disk1は『On Air』と同内容で、Disk2が今回の売りで67年のStockholmのライブを8曲収録し、英初回盤とこの国内盤のみ更に66年のアメリカでのライブ3曲を追加収録してます。インタビュー対訳と解説が付いてるので国内盤がお勧め。Jeff Beck期とJimmy Page期の音源を収録してます。こじんまりとまとまった感じですが、ライブでしか演ってない曲もあるので興味深い。ブルースのカバーがカッコいいです。

THE YARDBIRDS / LIVE! BLUESWAILING JULY '64
2003/英SANCTUARY/CMQCD 793/CD
デビューアルバム『Five Live Yardbirds』収録語の64年7月のライブを発掘したCD。全7曲と収録曲は少ないですが、重箱の隅をつつく様な音源の発掘ばかりだったので、この発掘ライブは快挙!! Eric Clapton云々を抜きにしても結局のところ、パンキッシュなR&Bを演っていたこの頃のYardbirdsが僕は好きなのです。「Someone To Love Me」と「Sky Is Crying」がここで初お目見え。Keith Relfのふてぶてしい歌いっぷりもシャープなバンドの演奏も全てが最高。

THE YARDBIRDS / CUMULAR LIMIT
2000/英BURNING AIRLINES/PILOT 24/2CD
Jimmy Page在籍時の後期Yardbirdsのレアトラック集。幻とされていたNew Yorkでのラストセッション4曲や『Little Games』収録曲の別テイク、ドイツでのTVライブ音源等貴重な音源揃い。ドイツでのTVライブはそっくりディスク2のエンハンストCDでPageの弓弾きも含めて映像も拝めます。「Dazed And Confused」もこの頃から演奏してた訳ですが、Zepファンには嬉しいのでは。個人的にはYardbirdsは初中期が好きなんですが、後期編成のこのCDも悪くないです。

JIMMY PAGE / HIP YOUNG GUITARSLINGER
2000/英SEQUEL/NEECD 486/2CD
このCDは彼がまだ売れっ子セッションマンだった頃に関わった音源を2枚のCDに集めたものです。当時の彼は、特にモッズバンド関連の作品に多く参加しており、彼のギタープレイが一躍買っています。参加作品でお薦めはでKinks、First Gear、Primitives、Fleur De Lys辺りの作品が最高なモッズナンバーに仕上がってます。純粋にブリティッシュビートのコンピ盤としても楽しめる内容なのでお薦め。AIPからも同趣旨のCDが2枚出てますが、盤起こしで音が極悪。

Official Uk Web Site http://members.aol.com/YardbirdUK/