WYNDER K. FROG / SUNSHINE SUPER FROG
2005/英?WALHALLA/WH 90352/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
67年発表の本作はジャジーソウルインストの名盤として一部には名が知られていたが、レアさゆえ僕を含め耳に触れる機会がありませんでしたがこの度めでたく再発。怪しいレーベルですが、この際細かい事は無しとしましょう。ちなみにMick Weaverがハモンドオルガンをブイブイいわせています。Jackie Edwards作の曲を演奏してたりJimmy Milerのプロデュースという事で言うなれば裏SDGといった位置づけでしょうか。シングル「I'm A Man」の追加収録も嬉しい。

WYNDER.K.FROG / OUT OF THE FRYING PAN
1995/英EDSEL/EDCD461/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
ロンドンのクラブを拠点として活躍していたインスト・グループの2ndアルバムのCD再発。ハモンドをフィーチャーしたBrian Auger路線のグループですが、Brian Auger程本格ジャズ志向ではなく、ジャズとブルースをミックスした感じのクールなスタイルです。「Jumping Jack Flash」のカバーはロック色を残しつつも雰囲気出ててカッコいいです。アルバムはカバーがほとんどを占めるんですけど、選曲も実に渋いです。ブイブイいわせる感じではないけど大人っぽい1枚。

WYNDER K. FROG / INTO THE FIRE
2004/英?WALHALLA/WH 90340/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970)
アメリカでのみUnited Artistsからリリースされた3rdアルバム。怪しげなレーベルですが、初CD化。時代背景のせいもあるのだろうがスウィンギンな感じのジャズロックではなくて、どちらかというとプログレッシヴな臭いのするジャズロック。前作もそうだったけど、派手なプレイというかどっしりと地に足を下ろしたMick Weaverの安定したオルガンさばきがこのグループの魅力。本作はオリジナル曲の比重が前作よりも高いですね。けれど僕にはいささか渋すぎました。