WILSON PICKETT / THE EXCITING WILSON PICKETT
199?/WARNER/20P2-2372/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
ジャケからして躍動感溢れる傑作2ndアルバム。前作にも収録されてた「In The Midnight Hour」がここにも収録されてるのはご愛嬌。このアルバムの目玉は何といってもダンスクラッシックス「Land Of 1000 Dances」、邦題「ダンス天国」でしょう。オリジナルはChris Kennerのいまいち冴えない曲をここまで"エキサイティング"に仕上げてしまうとは… 他のどの曲も出来は良いですが、「634-5789」等のミディアムが実にパワフルで素晴らしい。

WILSON PICKETT / THE WICKED PICKETT
199?/WARNER/20P-2379/CD (ORIGINAL RELEASEED : 1966)
前作から間を空けずにリリースされた3rdアルバム。そういったこともあってか、12曲中9曲がカバー曲という構成になってますが、これがまたなかなか良いのです。カバー曲ながら「Mustang Sally」でのパワフルな熱演を聴けば、彼の技量が分かるってものでしょう。Solomon Burkeのヒット曲「Everybody Needs Somebody To Love」も軽快に仕上がっていて、なかなかの出来です。ラストを飾るBobby Womackのペンによる「Nothing You Can Do」が最高。

WILSON PICKETT / THE SOUND OF WILSON PICKETT
199?/MMG/20P2-2380/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
彼の最高傑作とも名高い4作目。オープニングからミディアムダンスナンバー「Soul Dance Number Three」でバッチリきめてくれる。Dyke&The Blazersのカバー「Funky Broadway」もこちらの方がすっかりオリジナルみたいになってますし。Falcons「I Found A Love」の再演では彼のディープシンガーとしての力量が十二分に発揮されてます。Edwin Starr「25 Miles」にソックリな「Mojo Mamma」あたりもカッコいいです。こちらの方が録音は早いですが。
                       
WILSON PICKETT / I'M IN LOVE
1995/米RHINO/R2 72218/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
今まで1曲程度だったのに、本作ではBobby Womackのペンによるナンバーの比重が4曲と増えてます。Lloyd Priceの「Stagger Lee」のカバーがなんとカッコいい事か!相変わらず他人の曲を自分のモノにしてしまうのが上手です。Bobby Womackとの共作ナンバーの「We've Got To Have Love」がなんとも良い出来で最高。このRhino盤にはボーナストラックに加え、隠しトラックも入っていて一層濃い内容になってます。期待してなかったけどすごく良かった1枚。
                       
WILSON PICKETT / A MAN AND A HALF
1992/米RHINO/R2 70287/2CD
Rhinoお得意の2枚組アンソロジー。Falcons時代の代表曲「I Found A Love」を含むなど、相変わらずニクイ編集になってます。Solomon Burkeのバージョンが一般的には有名ですが、「If You Need Me」はこの人がオリジナル。なにかとダンスナンバーばかりが話題に上がりますが、ミディアム/スローナンバーでの彼の熱唱は凄い迫力を感じます。もちろん「Land Of 1000 Dances」に代表されるダンスナンバーも最高です。文句なしとはこの事。