WAYNE FONTANA & THE MINDBENDERS / 1ST/2ND
2002/英BGO/BGOCD540/CD (ORIGINAL RELEASED : 1964/65)
Manchester出身のポップグループの1stと2ndの2in1。バックバンドのMindbendersには後にGraham Gouldmanと共に10ccを結成することになるEric Stewartが在籍しています。1stの方はR&Bを下敷きにしたロッキン・マージービートでなかなかカッコいいです。2ndの方も同じ路線ですが、こちらはよりポップになった感じですね。彼らは黒っぽさを目指さなかったからか、アメリカでも結構人気あったみたいですね。この後Wayne Fontanaはソロへ。

WAYNE FONTANA & THE MINDBENDERS / THE BEST OF
1994/米FONTANA/314 522 666-2/CD
これはベスト盤ですが、Mindbenders名義の音源に加えてWayne Fontanaのソロ音源も含む編集になってます。Mindbendersの作品にGraham Gouldmanが曲を提供してたりしていて、後の10ccへとつながっていきますね。早い話がブリティッシュ・ポップの源流ここにありってことですな。甘く弾けるようなポップソングが詰まってます。R&Bをカバーしようが何しようがひたすらポップ。どの曲も瑞々しい佳曲です。ルックスもなんとも爽やか。入門編としてはベストな内容。

WAYNE FONTANA / WAYNE ONE
2004/英BGO/BGOCD663/2CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
Mindbendersと分かれて発表した唯一のソロアルバムを丸々Disc1に、アルバム以降の全シングル音源両面をDisc2に収めた2枚組CD。これで彼のソロ音源は全て聴くことができます。アルバム本編の方は標準的なポップス作品で特出すべき点も無くボチボチです。Disc2のシングル集の方が内容としてはダントツ濃い。Chairmen Of The Boardの「Give Ne Just A Little More Time」をリアルタイムでカバーする感性は相当ヒップです。グルーヴ感はゼロだけど。

THE MINDBENDERS /
         THE MINDBENDERS/WITH WOMAN IN MIND
2002/英BGO/BGOCD389/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966/67)
Wayne Fontanaがソロに転向する為に抜けてMindbenders名義で発表した2枚のアルバムの2in1CD。Mindbendersとしてはシングル9枚とアルバム2枚と、結構な活躍をしました。1stの方はR&Bのカバーが多く、黒くもありポップでもあるといった一見矛盾しそうなサウンドを軽くこなしていて好感の持てる作品に仕上がっています。後者はポップ・ビートで演奏がちょっぴりファンキーな感じ。解散直前にGraham Gouldmanが加入した事で10ccへとつながっていきます。