V.A. / RUBBLE 1 - THE PSYCHEDELIC SNARL |
2000/英PAST&PRESENT/PAPRLP001/LP |
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80年代に伝説のレーベルBam Carusoが出してたUKフリークビート/サイケコンピシリーズの再発盤。Vol.1の目玉はなんといっても1曲目に収められたWimple
Winchの「Atmosphere」でしょう。ファズが縦横無尽に走り回るフリークビート屈指の名曲。ポップサイケに突如転調するのも時代を感じる1曲。同じく「Save
My Soul」もフリークビート・クラッシックなので必聴。他にもLiving
DaylightsとかOpen Mindとか聴き所満載です。シリーズの中でも特に好きな1枚。 |
V.A. / RUBBLE 2 - POP SIKE PIPE DREAMS |
2000/英PAST&PRESENT/PAPRLP002/LP |
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いかにもBam Carusoらしいジャケの美しさと、タイトルでそそられる1枚。ポップサイケといっても結構ハード・タッチのサイケが多く収められています。Shotgun
Expressの「Indian Thing」も貴重かつカッコいいけど、この中だとなんといってもWimple
Winch「Lollipop Minds」に尽きる。Vol.1収録曲ではフリークビート演ってましたが、うって変わってこの曲は極上のポップサイケ。美しすぎるメロディで至福の世界。他の曲も良い曲ばかりでこれまた大好きな1枚。 |
V.A. / RUBBLE 3 - NIGHTMARES IN WONDERLAND |
2000/英PAST&PRESENT/PAPRLP003/LP |
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Giles,Giles&Frippの前身のBrainの「Nightmares
In Red」で幕を開ける第3集。A面はPretty
ThingsとかMark
Wirtzを抜きにすると割と小粒の内容。それよりも個人的にはB面の方が好きですね。Executiveの「Gardena
Dreamer」とかIpsissimusによるFleur
De Lysの「Hold
On」のカバーやTomorrowにソックリなPenny
Peeps「Model
Village」等利き所も満載です。ラストは大好きなTomorrowの「Revolution」で幕を閉じる。まさにタイトルどおりの世界観。 |
V. A. / RUBBLE 4
THE 49 MINUTE TECHNICOLOUR DREAM |
2000/英PAST&PRESENT/PAPRLP004/LP |
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全体的にサイケ色が強い4枚目。1曲目のJason
Crestは逆回転が強すぎて個人的にイマイチ。2曲目のMirage「Wedding
Of Ramona Blair」は絶え間なく溢れ出るハーモニーが美しい文句無しの1曲。2曲収められてるKaleidoscopeは相変わらずカッコ良し。弾けるポップサイケなCymbalineとか好きだけど、トータルとしてはそこそこの曲が多いかな。ちなみにクレジットありませんがB面ラストに正体不明のグループの曲が収められていて、そこそこ良いです。しかし誰?
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V.A. / RUBBLE 5 - THE ELECTRIC CRAYON SET |
2000/英PAST&PRESENT/PAPRLP005/LP |
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ジャケの美しさではシリーズ中1、2を争う1枚。内容はメジャーどころでDecca音源集です。Deccaってことで今や"Scene"シリーズで聴ける音源も多いので新鮮味には欠けるものの、やっぱりカッコいいです。ということでAttack、Poets、Game、Fireとかは割愛。Gene
LattlerはRolling Stonesの「Mother's Little
Helper」の完コピを披露。The FLies「House
Of Love」は小粒ながら結構好きです。あとFairytale「Run&Hide」はもうひとつといったところかな。 |
V.A. / RUBLE 6 - THE CLOUDS HAVE GROOVY FACES |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP006/LP |
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5集に続いてDecca音源集。こちらはマニアックどころをメインに収録されてて良いです。ただSee
For MilesのPsychedelic Tripとダブる音源も多いですけどね。この中では誰が何と言おうとKinsmenの「Glasshouse
Green Splinter Red」でしょう!! John Pantry作のこれ以上無いというほどの愛らしいポップな名曲。ウキウキするような導入部からサビに向けて爆発するようなコーラスまで、ケチをつける所全くなし。他の曲もプログレ前夜のポップサイケが勢ぞろい。 |
V.A. / RUBLE 7 - PICTURES IN THE SKY |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP007/LP |
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こちらはPye音源集。全体的にサイケ色が強い楽曲を中心に、モッズ/サイケポップ/フリークビートとバラエティに富んだ内容。再発が進むPye音源だけにこれといってレアな音源は特にありませんが、本当に良い曲だけを集めているので内容は濃いです。どうでもいいけどRubbleの中で僕が初めて買ったのがこの7集。だから?と言われればそれまでだけど、そんな理由もあってか結構良く聴きます。聴き馴れた曲も異なる選曲で聴くと新鮮な感じがするから不思議。 |
V.A. / RUBLE 8 - ALL THE COLOURS OF DARKNESS |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP008/LP |
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Rubbleシリーズ中最もサイケ色が高い1枚。ポップサイケというよりかはビートサイケがメイン。中にはJohn
Pantry絡みのポップサイケの名曲Norman Conquest「Upside
Down」も収録されてるけど、サイケ特有のダークな楽曲が並んでます。そっち系が苦手な人は手を出さないほうが無難かもね。僕はというとそっち系のも全然OKで、更にかなりマニアックなグループが入っているのでかなり興味深かったりします。そういや本作のタイトルからしてそんな感じだね。 |
V.A. / RUBBLE 9 - PLASTIC WILDERNESS |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP009/LP |
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この第9集は曰くつきの1枚。何故かというと元々9集は当初80年代のグループを集めたコンピとしてリリースされてました。今回の再発にあたってダッチビート・コンピに差し替えられてるけど、この形でも当時に出てたとか出てないとか。まあ、そんなマメ知識はともかくどのみちRubbleシリーズの中では番外編ですね。有名所ではQ65やOutsiders、Golden
Ear-Rings等を収録。ここではガレージパンクというよりかは、サイケ・テイストを持った楽曲を収録してます。 |
RUBBLE 10 - PROFESSOR JORDAN'S |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP010/LP |
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Pye音源によるポップサイケ集。今だとSanctuaryが出してるCDコンピ"Psychedelic
Pstones"でサクっと聴ける音源が多いですが、当初これが出た80年代に聴いたらきっと衝撃だろうなぁ。OnyxとかMontanas、Orange
Machineはこの手のコンピでは常連ですな。ただCliqueの「We
Didn't Kiss Didn't Love But Now We
Do」はこのLPの流れから見ると違うだろっ、名曲だけどね。ハモンド鳴りまくりのGlass
Menagarie「Frederick Jordan」は結構好きです。 |
V.A. / RUBBLE 11 - ADVENTURES ON THE MIST |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP011/LP |
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11集はまたまたDecca音源集。そしてこれまたSee
For Milesの名作サイケ・コンピ"British
Psychedelic Trip"とダブる音源が多いのは仕方がないか。この手のコンピ常連組AttackやFireを抜きにするとマイナーなB級グループばかりですが、内容は充実してます。また、僕好みのジャケも秀逸。B級ポップサイケFairytaleの「Listen
To Mary Cry」とか何か憎めない佳曲。この中ではCaliforniansの「Follow
Me」が爽やかハーモニーポップスで1番お薦めかな。 |
V.A. / RUBBLE 12 - STAIRCASE TO NOWHERE |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP012/LP |
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12集はDeccaのサブレーベルであるDeram音源集。Deramといえばプログレ好きな人にはお馴染みですが、ここに収められた作品は主にプログレ前夜60年代末に録音されたもので、ポップサイケの宝庫です。Human
Instinct『A Day In My Minds Mind』はハードなのかポップなのかどっちつかずのサウンドが何気に結構好きです。元Moody
BluesのDenny Laneの「Catherine's Wheel」は名曲。World
Of OZも2曲入ってるけどやっぱりダントツに光ってますね。 |
V.A. / RUBBLE 13 - FREAK BEAT FANTOMS |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP013/LP |
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この13番はRubbleシリーズの中で唯一のフリークビート集。といってもそこはRubble、サイケ寄りのフリークビートが多いです。今だとどこでも聴けますけどBoys BlueによるSorrowsの元ネタ2曲もバッチリ収録。中でもNashville
Teensの変名グループArizona Swamp Companyによる「Train
Kept A Rollin」を改作した「Train Keeps
Rollin'」はヘヴィなフリークビートで必聴!!
Bam Carusoがセレクトするとフリークビート・コンピも他のとは一味違ってて素晴らしい内容。 |
V.A. / RUBBLE 14 - THE MAGIC ROCKING HORSE |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP014/LP |
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この14集はマニアックな内容で攻めていて、結構充実してる1枚です。本作の表題にもなってますが、Pinkerton's
Coloursの「Magic Rocking Horse」はSequelのFlying
Machineの2枚組CDには収録されなかったオリジナル・バージョンで貴重かつ最高!!
隠れポップサイケが目白押しでお薦めです。Our
Plastic Dreamとか全く知らないグループだけどカッコいいです。Curiosoty
Shoppeの「Baby I Need You」は明らかにSmall
Facesのパクリですが迫力あります。 |
V.A. / RUBBLE 15 - 5000 SECONDS OVER TOYLAND |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP015/LP |
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本作は英国以外にもヨーロッパ圏のポップサイケを多く収録しています。イギリスのグループにもかかわらずリリースはアメリカのみというNoah's
Arkの「Paper Man」は極上のポップサイケ。また、Pretty
Thingsなんかも収められていますが、Electric
Banana期の楽曲をチョイス。「Alexander」は痺れるようなビート・サイケで必聴。本作のハイライトは、何といってもスウェーデンのグループJackpotsによる「Jack
In A Box」でポップサイケの中でも上位にランクする名曲。 |
V.A. / RUBBLE 16 - GLASS ORCHILD AFTERMATH |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP016/LP |
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僕の勉強不足ってのもあるんでしょうが、知らないアーティストの曲が大半を占める第16集。本作には割とサイケ色の強い曲が多く、やや玉石混合な印象を受けます。Dreamsの「Softly
Softly」がA面ハイライト!! ファズがかかったイントロで始まり、スピード感溢れるキャッチーなポップソングで最高。Sea-Dersの「Thanks
A Lot」も奇妙なギターフレーズの割にはキャッチーでよし。B面ハイライトはThe
Lovin'「Keep On Believin'」。サビにかけての展開が素敵。 |
V.A. / RUBBLE 17 - A TRIP IN A PAINTED WORLD |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP017/LP |
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Bam Carusoから出たのは厳密にはこの第17集が最後。内容はかなりマニアックなサイケが収められています。『For
Fox Sake』をリリースしたFoxとは違うFox(ややこしいな)のレアなシングル両面を収録。オーソドックスなヘヴィ・サイケ。A面ではA
New GenerationとかBarrierあたりカッコいいですね。B面ではThe
Actが哀愁漂う佳曲。Philamore Lincolnは声がポップサイケしてて結構イイ感じ。Wild
SilkはRay Davisのペンによる「Toymaker」を披露。 |
V.A. / RUBBLE 18 - RAINBOW THYME WYNDERS |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP018/LP |
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これ以降の3枚はBam Carusoからは正式には出なかったものですが、Past&Presentが復刻したもの。収録されてるのはマイナーなアーティストばかりですが、B級ポップサイケの嵐。Roy
Woodが作曲、プロデュースを努め、Jeff
Lynneと共にバッキングボーカルでも参加したAcid
Galleryの「Dance'Round The Maypole」は貴重。Lyons&Maloneの「Dr.Gentle」って曲がこれまた極上のポップサイケで聴く価値あり。あとはSt.David's
Roadがなかなか良いです。 |
V.A. / RUBBLE 19 - EIDERDOWN MINDFOG |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP019/LP |
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この第19集はかなり重箱の隅をつつくような内容なので、充実度からすると低いかな。この中のいい曲は僕が所有してる他のコンピでも容易に聴けるっていうのも思い入れが少ない要因の一つ。後にAverage White Bandを結成するメンバーがいるというScots
Of St.Jamesはなかなかカッコいいです。この中ではTogetherの「Memories
Of Melinda」が1番好き。メロディアス・ポップサイケの最高峰。ラストを飾るCymbelinもゴキゲンなハーモニーポップス。 |
V.A. / RUBBLE 20 - THRICE UPON A TIME |
200?/英PAST&PRESENT/PAPRLP020/LP |
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Rubble最終章の本作はRubbleの名に恥じない素晴らしい内容になってます。Blossom
Toesによるハイクオリティ・ポップサイケ「What
On Earth」を始め、ウキウキするような名曲Pandemonium「The
Sun Shines From His Eyes」等、聴き所満載で、ついつい針を落とす回数も多くなります。それよりも何よりもSoft
Machineのレアな1stシングル「Love Makes
Sweet
Music」が目玉。性急なビートにハーモニー、名曲中の名曲。ポップサイケ・ファンは何としても聴け!! |