V.A. / HOT SMOKE & SASSAFRAS
               PSYCHEDELIC PSTONES VOL.1
2001/英SANCTUARY/CMRCD255/CD
SanctuaryがPye音源をふんだんに使って編纂したサイケコンピ第1弾。同レーベルが出してるRipplesシリーズがソフトロック寄りの選曲なのに対して、こちらは割とヘヴィな内容です。オープニングのMooche「Hot Smoke & Sassafras」はザラついたリフで始まって、たたみかける様な曲の展開でカッコいいです。KinksとかSorrowsとかStatus Qua等メジャーなのも入ってますが、ここではマイナーグループに軍配を上げたい。サイケ好きにはたまらない内容です。

V.A. / HAUNTED PSYCHEDELIC PSTONES VOL.2
2002/英SANCTUARY/CMRCD514/CD
前作がいかにもなサイケ作品が多かったのに対し、本作はどちかといったらポップサイケ寄りの選曲になってます。Rockin' Berriesの曲を入れるセンスに脱帽しました。全く違和感なし。個人的にお気に入りのグループOrange MachineによるTomorrowのカバー2曲もTomorrowに引けを取らない極上の出来。流石にダルイ曲も入ってますが、玉石混合のサイケ・コンピの中でもお薦めできる1枚です。メジャーなアーティストも入ってますが選曲のセンスが素晴らしい。

V.A. / HOUSE OF MANY WINDOWS
                   PSYCHEDELIC PSTONES V
2003/英SANCTUARY/CMRCD 659/CD
ポップサイケの名門レーベルMogan Blue Townの音源を集めた編集盤CD。既に単体で再発されてる音源も多く、貴重さでいったらそこまでのものでもないけど、こうして編集盤といった形で気軽に聴けるのが初心者にとっても有り難いです。やっぱりこの中ではOrange Bycicleが頭一つ抜き出てる訳ですが、他の曲もそこそこなんだけど何か憎めないといったところですかね。まだまだ本作から漏れた曲が多いので続編に期待しましょう。ポップサイケ好きならマスト。

V.A. / UNDER THE SILENT TREE
                  PSYCHEDELIC PSTONES W
2004/英SANCTUARY/CMRCD 893/CD
前作がMogan Blue Townという特定のレーベルに焦点を当てた内容でしたが、今回は再び独自のセレクトによる1枚。本作はアーリー70's音源で組まれた編集盤となっています。つまりプログレ前夜のサイケの変革期なので、ポップサイケというよりかはダウナーでアンダーグラウンドな香りのする楽曲が多いです。Honeybusの表題曲「Under The SIlent Tree」も然り。そんな中でも割と聴きやすい曲が多いですが、個人的には収穫といった面ではそこそこな内容。