V.A. / THE BEST OF PLANET RECORDS |
2000/英RPM/RPM 215/CD |
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RPMがやってくれました。60年代にWhoやKinksのプロデューサーとして名を馳せたShel
Talmy自身が立ち上げたレーベル、Planet Recordsのシングルアンソロジー。しょっぱなBob
Dylan風の曲で始まり拍子抜けしますが、この人のプロデュース作品が必ずしもビート作品ばかりではないので要注意。けど、やっぱりビートものばかりに耳がいっちゃいます。CreationはもちろんUntamed、Thoughts等かっこいいです。Shel
Talmyの野望がここに詰まってます。 |
V.A. / THE BEST OF STRIKE RECORDS |
2001/英RPM/RPM 221/CD |
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Strike Recordsとは65年に設立されたMillwick
Musicを母体として設立され、短命に終わったレーベル。このCDはそのStrike周辺の音源を纏めた編集盤です。SorrowsがカバーしたBoys
Blueの「Take A Heart」やMiki Dallonのソロシングルはフリークビートの古典ですが、全体的にオールディーズ的なサウンド創りの曲が多いですね。Pretty
ThingsがカバーしたJ.J.Jackson「Come See Me」や元SorrowsのシンガーDon
Fardonの音源が珍しいところ。 |
V.A. / THE BEST OF YOUNG BLOOD RECORDS |
2002/英RPM/RPM 236/CD |
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Sorrowsを手がけた事で有名なMiki Dallonが運営していたレーベルの音源集。ということでフリークビートのコンピと思いきや、これがポップ、ロック、ノーザンソウル、フォークと何でもありの雑食レーベルです。むしろブリティッシュビート色は皆無なので、そういうのを期待する人にはお勧めできない。アーティストも白黒ごっちゃで、サウンドも多彩だが、根底にあるのはポップミュージックですね。ヨーロッパ諸国とアメリカをターゲットにしたレーベルを目指していた様です。 |
V.A. / THE IN CROWD |
2001/英RPM/RPM 226/CD |
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このタイトルで数々のモッズコンピが作られてますが、これは結構よかったです。The
ActionやThe Yardbirds等のビート系から、Brian
Auger、Graham Bond等のオルガン系まで。乱暴な言い方かも知れませんが、これを聴けば当時のクラブシーンがどんなのだったってのが分かるんじゃないでしょうか。エンハンストでドキュメンタリーが入ってるんですけど、その中のThe
Four+1のライブシーンがメチャメチャカッコいいので(短いのが残念)、必見です。 |
V.A. / EMPIRE MADE THE IN CROWD VOLUME 2 |
2002/英RPM/RPM 235/CD |
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上記のCDの続編にあたる本作はChris FaloweのColumbia時代の名作「Buzz
With The Fuzz」で幕を開けますが、収録されてるのはほとんどがアメリカのソウルやR&Bナンバーなので、ブリティッシュ・ビートを期待する人にはあまりお薦めできませんが、Billy
PrestonやDyke&The Blazers、Darrell banks他、とクラブクラッシック満載なので当時のクラブの雰囲気を味わうにはもってこいのCD。当時のロンドンのクラブへタイムスリップしたければ聴いておきたい1枚。 |
V.A. / READY STEADY GO + WIN! |
1992/英SEE FOR MILES/SEECD 202/CD |
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モッズ・フォロワー達が夢中になった伝説のTV番組"Ready
Steady GO"のR&B勝ち抜きコンテストに出場したグループの音源を集めた編集盤。本CDの目玉はコンテストの初代優勝グループとなったBo
Street Runnersですが、収録されてる5曲全てが高水準。ここでしか音源が聴く事が出来ないグループばかりなので、セミプロR&Bシーンを知るには必聴の1枚。DynamosやJimmy
Royal&The Hawks等、好トラックが収められています。金曜の夕方はTVに釘付け!! |
V.A. / NEW DIRECTIONS |
2003/英PAST&PRESENT/PAPRCD2052/CD |
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サイケ/フリークビート関連に強いPast&Presentが珍しくブルー・アイド・ソウルに焦点を当てた編集盤。ほとんどの曲が無名アーティストによるモッドR&Bトラックなのですが、これがまた渋くてカッコよいのです。モッズ系コンピは数多くあれども、ソウル寄りの楽曲を集めたコンピとしては貴重。ジャケもP&Pには珍しくデザイン性が感じられるし、28曲というボリュームにも満足。アナログ起こしの音源がほとんどで、得たいの知れないアーティストが多いですが興味深い。 |
V.A. / NEW DIRECTIONS 2 |
2004/英PAST&PRESENT/PAPRCD2059/CD |
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内容を知らなければ絶対に手に取らないであろうジャケには閉口しますが、英国ブルーアイド・ソウルに焦点を当てたコンピの第2弾。前作のジャケとはまた随分かけ離れたものです。個人的な収穫はLinda
Lewisのノーザンソウルクラッシック「You Turned
My Bitter Into Sweet」のカバー。この曲大好きなんですよ。しかし今回データ・クレジットが一切無いので各々情報を調べるのに一苦労しますわ。元祖英国ノーザンソウルシーンの魅力が十分に詰まってます。 |
V.A. / FLOOR FILLER KILLERS
NEW DIRECTIONS
VOLUME 3 |
2004/英PAST&PRESENT/PAPRCD2063/CD |
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一応続編扱いとなってますが、前2作とは大きく趣旨が異なる第3集。サブタイトルの通りフロアを揺るがすダンサブルなモッズビート集となっています。ファズがギンギンのフリークビート/モッズビートが満載ですが(といっても14曲)、最近こういった直球コンピは無かったのである意味新鮮です。Ian&The
Zodiacsなんかも入っていますが、こっち寄りのファズチューンを収録。オルガンがピロピロ鳴ってるTangerine
Peelの「Solid Gold Mountain Top」がイチ推しです。 |
O.S.T / GONKS GO BEAT |
2004/BRIDGE/BRIDGE-016/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965) |
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ビート島とバラッド島で行われるミュージックコンテストで起こるハチャメチャな騒動が…
というストーリーを聞いただけで十分胡散臭さが伝わるB級映画のサントラのCD化。本作の目玉はLuluとGraham
Bond Organisationでしょう。他はNashville
Teens等を除けばマイナーどころです。ブリティッシュビートというよりかはスウィンギングロンドン、モッズというよりかはラウンジ/モンド系。60年代のサントラによく見られる怪しさでいったら合格点。こんなのもあるよ程度で。 |