V.A. / MODS MAYDAY '79
1994/JIMCO/JICK-89477/CD (ORIGINAL RELEASED : 1979)
当時の雰囲気を伝える1枚であると同時に、Neo Modsの入門編としても超有名な1枚。Secret Affair、Begger、Small Hours、Mods、Squireに加え、発売当時は版権の関係で収録されなかったMerton Parkasの2曲をCD化の際に追加収録しています。どのバンドもまだレコードをリリースする前で、演奏の上手い下手はさておき、若者文化が盛り上がるエネルギッシュな情熱が胸に響く1枚です。とにかくこの頃のロンドンは熱いです。

V.A. / MODS MAYDAY 2
1996/英RECEIVER/RRCD 228/CD
そして後にリリースされた続編がこれです。Merton Parkas、Squire、Small Hours、Beggerの前作に収録されなかった音源を収録してます。退屈なミュージックシーンに風穴を開けたパンクムーブメントの衰退と入れ替わるような形で盛り上がってきたこのモッズムーブメントは形こそ変えていますが、現在までそのスピリットは受け継がれています。まさにMods Forever!!

V.A. / MODS MAYDAY '99
1999/英DETOUR/DRCD 020/2CD
99年にロンドンで行われたイベントの模様を収めたCDです。Circles、Killermeters、Small World、Chords、Purple Hearts、Squireら再結成組が一同に集ってます。この際再結成がどうこうは置いといて、純粋に熱演を楽しみましょう。相変わらずスッカスカのB級バンドばかりですが、私にとってはひたすらA級です。ちなみにIan Pageが断った為、彼の演奏は収録されず。何かこだわりがあるんでしょうか?いいじゃんさ、別に。

V.A. / ON TARGET
1997/英MCI/MUSCD 038/CD
The Jam「When You're Young」で幕を開けるこのCDはNeo Mods入門編としてはもってこいの内容です。The ChordsからPurple Hearts、Merton Parkas、Secret Affairら有名どころから、B級どころまで文句無しの選曲です。Tennage FilmstarsやJolt等のレアな音源も惜しみなく入っていて、これはお薦めです。ジャケもばっちりきまってるし、Neo Mods好きなら持ってて損無しの1枚です。スリーブノートはお馴染みJohn Reed氏。

V.A. / ODD BODS MODS & SODS
1996/英CAPTAIN MOD/MODSKA CD2/CD (ORIGINAL RELEASED : 19??)
これはRok Recordsっていうパワーポップ・レーベルのコンピなので厳密にいうと全然関係ないんですけど、V.I.P'sやSquireが収録されてるんでよくNeo Modsのコンピとして紹介されてます。Squireの「Get Ready To Go」はやっぱりこの中でも郡を抜いていい出来です。これはあくまでもパワーポップコンピとして楽しんでください。CD化に際し、ボーナストラック11曲を追加してます。

V.A. /
 THE BEAT GENERATION AND THE ANGRY YOUNG MEN
1996/英CAPTAIN MOD/MODSKA CD3/CD (ORIGINAL RELEASED : 1984)
現Acid JazzレコードのオーナーEddie Pillerが最初に立ち上げたWell SuspectからリリースされたモッズコンピのCDリイシュー。Long Tall ShortyやMerton Parkasはやっぱりカッコいいっす。当時はシングルしか出してないグループとかがたくさんいたんで、こういったコンピが大事な役割を果たしてました。Paul Wellerが参加したPurple Heartsの音源もここで初めて世に出ました。スパイしてるジャケットもクールでカッコいいです。

V.A. / THE COUNTDOWN COMPILATIONM
1997/英CAPTAIN MOD/MODSKA CD 6/CD (ORIGINAL RELEASED : 1985)
Eddie PillerがWell Suspectの次に立ち上げたCountdownよりリリースされたコンピレーションアルバム。Countdownらしい、少しオシャレなサウンドを持つグループが収められてます。代表的なところではMakin' Time、The Times、The Jetsetが入ってます。後のMother Earthのドラムの人が在籍してたThe Kickなんてのも入ってます。全編を通して若さ溢れるパワーポップナンバーのオンパレードです。CD化に際して5曲ボーナストラックを追加してます。

V.A. / SMASHING TIME
1987/英RE-ELECT THE PRESIDENT/NIXSON 1/LP
Countdownコンピ第3弾で最後の作品。倒産に尽きリリースは新たに設立した新レーベル。J.T.Qもこのレーベルからデビューしましたね。Edward Piller自身のグループAll Action Thrillerも収録。Prisoners、Makin' Time、Long Tall Shortyらの大御所は文句なし。他のグループもそこそこ良いです。Countdownって独特のカラーがありますね。とにかくポップと言うか、何と言うか。ブリット・ポップの源流としても楽しめますね。

V.A. / READY STEADY GO
     THE COUNTDOWN RECORDS HISTORY
2003/英BIG BEAT/CDWIKD 231/CD
時代を超えて輝き続ける青春の一時。WhoやSmall Facesの様なビートバンドの影響下のグループが多かったモッド・リバイバルでしたが、そんな中で60'sのクラブ・サウンドの現代版とも言うべきサウンドをいち早く提示した英国きってのヒップなレーベル、Countdownの編集盤。美味しいとこ取りの内容で、Countdownというレーベルを知るには十分過ぎる内容。最近CountdownはAcid Jazzの元で復活し、Long Tall Shortyの再結成音源をリリースしています。

V.A. / 100% BRITISH MOD
1998/英CAPTAIN MOD/MODSKA CD8/2CD
これは凄いです。B級モッズバンド、40アーティスト40曲をCD2枚組というボリュームで収めています。このCDは上級者向けだとは思いますが、もっとマイナーどころを聴いてみたいという人にとってはうってつけのCDです。『This Is Mod〜』シリーズとダブル音源もありますが、これだけの音源をまとめて聴けるだけでも十分聴く価値はあります。First Carsはこれで初めて聴きました。新しい発見を求めてる人は是非。

V.A. / THE UNSUNG HEROES
1994/英UNICORN/PHZCD-17/CD (ORIGINAL RELEASED : 1988)
Unicorn Recordsが88年にリリースしたモッズコンピをDojoがCD再発したもの。アナログをそのままCD化した為、収録曲12曲と少し物足りないが、結構おいしいところが入ってるので入門編としてはうってつけでしょう。The Strangeways、Sta-Prest、Speedballあたりの音源が貴重なぐらいですか。あとは他の色々なコンピとダブります。後はCrooks、Long Tall Shorty、Circles、Back To Zero、Squire等。

V.A. / IT'S A MOD MOD WORLD
1997/英ANTENNA/ANTENNA 2/CD
SquireのAnthony Meynellが設立したHi-Lo Recordsの音源を集めたコンピ。SquireとJetset以外はアメリカとカナダのモッズバンドの音源です。個人的はアメリカのモッズバンドのサウンドって何か物足りなくて好きじゃないんで、これもほとんど聴いてませんでした。こうやって色々並んでるなかでも、やっぱりSquireとJetsetは格が違うって感じです。そりゃそうか。

V.A. / WHAAM! BAM! THANK YOU DAN!
1995/英VINYL JAPAN/ASKCD43/CD
TimesのEd BallとTVP'sのDan Treacyが設立した伝説のレーベル、Whaamのコンピレーション盤。オリジナルは超レアなレーベルだけにこういった編集盤は非常にありがたい。当時のリバイバル・グループと同じルーツを持ちつつも、独自のサウンドを創り出して行った姿勢は正にモッドだと思う。肝心のTimesは収められていませんがTVP'sの変名グループGifted Childrenの唯一のシングル両面や、Direct Hitsの収録が嬉しい。ネオアコとネオモッズの狭間。

V.A. / THE CUTTING EDGE
1995/JIMCO/JICK-89698/CD (ORIGINAL RELEASED : 1985)
85年にRazor Recordsからリリースされたモッズコンピ。Purple Heartsの再結成時の録音や、Squire、アイルランドのThe JamといわれてたThe Blades等を収録しています。後は5:30の「Catcher In The Rye」のオリジナルバージョンが貴重です。このバンドも3ピースだしThe Jamと比較されることも多いですね。このCDもボーナストラックを追加して再発される(された?)みたいですけど、詳細は未確認です。

V.A. / UPPERS ON THE SOUTH DOWNS
1994/英DOJO/DOJO CD 196/CD
Safari Recordsがリリースしたコンピ。Purple HeartsのSafariでのシングル「My Life's A Jigsaw」とTeenbeats、Missing Persons、The Same、South Coast Ska Starsを収録してます。Teenbeatsは何とか聴けるけど、The Sameなんて聴けたもんじゃないなぁ。Purple Heartsの音源もここじゃなくても『This Is Mod Volume 5』で聴けるから、このコンピは特にお薦めはしません。

V.A. / WE ARE THE MODS!
19??/英?/Bootleg/LP
これは詳細が不明なネオモッズ・コンピ。ブートである事だけは確かですが。一言で言えばネオモッズ・グループの貴重なライブ音源とかを集めたものです。音悪いし、マニア向けですな。Chords、Prisoners、Back To Zero、Killermetersとかが入ってます。これ買った目的はJamの「Give Me Just A Little More Time」のカバーが入ってるから。 いやー音悪いし、大したことないや。これはあまりお薦めできないなぁ。ほんとに欲しい人だけ手を出しましょう。

V.A. / COME ON PEEL THE NOISE
1995/英Tangerine/Tang CD11/CD
Tangerineが再発してるCDのダイジェスト盤みたいなコンピ。しかも、Tangerineから出てるJetsetやSquireのCDには入ってないJetsetの「What Can I Say」のライブ音源とかSquireのデモ「Times Change」とか貴重な音源が入ってるので侮れません。TangerineのCDに共通して言えるんですが、ライナーの解説が丁寧で勉強になります。Melvyn&The SmartysやThe Candeesの音源は貴重だと思います。20曲というボリュームも嬉しいです。

V.A. / KICKSTART !
1995/FLAVOUR/TFCK-87501/CD
Jimcoと並んで日本が誇るモッド・レーベルFlavour。これは今や入手しようもない英Detourの初期リリースの音源を色々集めた編集盤。Detourはシングルのみのモッドバンドの宝庫なんで、本当にこのCDは重宝します。Flavourよ、偉すぎる。まあ内容はそこそこのが多いんですが、現代に生きる数多のモッドバンドのアティチュードがひしひしと伝わってきます。

V.A. / HI NUMBERS !
1995/FLAVOUR/TFCK-87502/CD
そしてDetour初期シングルコンピ第2弾。前作のほうがどちらかというとJam直系のビートグループを収録していたのに対し、こちらの方はSoul/R&B系のグループをメインに収録しています。なので本作は『Kickstart!』の方と合わせて聴く方が一層楽しめますね。収録アーティストはGroove Tunnelや、Apemen、Clique、Lost Mindsの前身のBogymen等と聴き所も多く、私はこっちの方が好きかな。

V.A. / SHOUT & SCREAM
1995/英DETOUR/DRCD001/CD
英国が誇る現在進行形のモッド・レーベルDetourの記念すべきアルバム第1弾はApemen、Clique、Cherylinasの3グループの音源を収録した変則スプリットCD。Cliqueはこの3グループの中でやっぱり目立ってますね。「Anything You Want」はバージョン違いを収録。Apemenは骨太な男気溢れる演奏で中々カッコいいです。Small Facesを現代風に解釈したようなワイルドなR&Bビートです。Cherylinasはボーカルが個人的には苦手で、イマイチです。

V.A. / MI GENERACTION 90
199?/スペインAL-LELUIA/ACD-021/CD
モッズシーンが盛んなスペインのモッズバンドを集めたコンピCD。いつ出たのか分からないけど、タイトルからすると90年?けど、レコ番から推測すると下記のCDより後?まあ、別にどうでもいいや。ちなみに内容もどうでもいいや。それほど良いもんじゃないです。投げ売られてたら救ってあげる程度でいいと思います。割と有名どころのLazy SundaysとかLa Rutaは何とか聴けます。

V.A. / MI GENERACTION
1994/スペインAL-LELUIA/ACD-010/CD
こちらもスパニッシュ・モッズバンドのコンピ第2弾(1弾?)。こっちはまだ聴けます。何故ってスペインNo.1バンドのLos Flechazosが入ってるし。と、思って聴き直したら他のは結構しょぼかった(汗)。まあ若気の至りってことで許してあげましょう。スペイン語ってのもチト厳しいかな。巻き舌好きにはお薦めできるんですが…