V.A. / ELECTRIC SUGARCUBE FLASHBACKS
1993/米AIP/AIP CD 1054/CD
同レーベルの『English Freaskbeat』への布石となったサイケ寄りのフリークビート・コンピ。元々80年代に4集にかけてアナログで出ていたものの美味しい所を選りすぐって1枚のCDにまとめたものです。現在では入手が容易な音源が多いですが、John's ChildrenのAndy Ellisonの音源等貴重なものも含まれています。個人的にはBig Boy Peteの「Cold Turkey」が聴きたくて入手。手作り度100%のジャケとライナーはある意味感動もん。内容は充実してる。

V.A. / BELFAST BEAT MARITIME BLUES
1997/英BIG BEAT/CDWIKD 152/CD
アイルランドのベルファストはThemを輩出した事で有名ですが、Themも然り荒々しいビートを聴かせてくれるグループが多く、そんなベルファストのグループの凶暴なビートを選りすぐった編集盤。ビートもののコンピとしてはこれほど密度の濃いものも珍しい。Themの兄弟グループWheelsの全音源がこれで網羅できるのも嬉しい限り。Wheelsはとにかく必聴のこと。Mad Ladsあたりもフリークビートでカッコいいです。ベルファスト・ビートはエナジーの爆発そのもの。

V.A. / THE STORY OF OAK RECORDS
1999/英WOODEN HILL/WHCD007/CD
Oakは無名のビートグループの作品を発表していたレーベルで、そのプレス最大枚数は99枚!という、ブリティッシュビートマニアにとっては高値の花であったが、ついにその音源がCD化。この中でもっとも有名なのはBo Street Runnersぐらいですがそんなことはおかまいなく、どのグループも熱演を聴かせてくれています。少しガレージの匂いも漂っており、初期Stoneのような熱いR&Bが詰まってます。ブリティッシュビートを掘り下げたい人にはお薦めの1枚です。

V.A. / NUGGETS U
2001/米RHINO/R 76787/4CD
米Rhinoによるガレージ音源を集めたボックスセットの第2弾。前作がアメリカのガレージバンドを収録していたのに対し、本作はイギリスを中心に世界のガレージ/フリークビートバンドを収録しており、実質これはモッズコンピと呼んでも差し支えない内容になっています。ブックレットもオールカラーでアーティストの写真、データは勿論のこと、当時の雑誌”RAVE"やCarnaby Streetの写真を掲載してたりと文句の付け様が無い内容です。Action、Birds、Eyes、Smoke、Small Face、Pretty Things、Downliners Sect…etc挙げていったらキリがありません。モッズ野郎は文句無しにマストです。