V.A. / CIRCUS DAYS VOL 1 & 2
1998/英BAM CARUSO/BAMVP1001CD/CD
これぞポップサイケ最強コンピ。レアなシングルやアセテート音源をケチケチせずに大量に収録した良コンピ。最初は地味な印象を受けるものの、聴き込むうちにハマっていくというCD。しかしよくこれだけ同路線の音源集めたなという驚きと同時に内容のマニアックさにも脱帽。オープニングのClover「Ice Cream Man」はMark Wartzファンなら外せない1曲。Penny PeepsやJon Plumあたりは極上のポップ・ソングで必聴。他にもダイヤの原石が大量に眠ってます。

V.A. / CIRCUS DAYS VOL 3
1998/英BAM CARUSO/BAMVP1002CD/CD
正にジャケそのもののサイケデリック・メリーゴーランドなVol.3。本作はポップサイケといえどもサイケ色が強い楽曲が並んでます。ゾクゾクするような展開の2曲目Green Scarab「Asariah's Dance」にまずノックアウト。やけに賑やかなHat And Tie「Finding It Rough」、ドリーミーポップサイケThane Russalの「Drop Everything&Run」あたりはかなり好み。けどやっぱり最強なのはMirageの「And Life Goes On」と「My Door」でしょう。どこまでも続く白昼夢の世界。

V.A. / CIRCUS DAYS VOL 4 & 5
1998/英BAM CARUSO/BAMVP1003CD/CD
シリーズ4と5のカップリングCD。普通こういうマニアックなコンピってだんだん内容が薄くなりがちなんですが、Circus Daysに限ってはますます内容が充実してくるという頼もしさ。1曲目はZepperinもどきのB級サイケで笑えます。歯切れの良いリズムが心地よい3曲目Bent Frame「Fairylights」からはハイレベルのポップサイケがとにかく続く続く。いちいち取り上げてたらキリ無いので割愛しますが、60年代末に残された極上のポップサイケがギッシリ詰まってます。

V.A. / CIRCUS DAYS VOL 6
1998/英BAM CARUSO/BAMVP1004CD/CD
Circus Days最終章。よく6集まで続いたなという驚きの反面、もう終わってしまうのかという寂しい気持ちに包まれます。ジャケだけから判断するとプログレを想像しがちですが、中身は全て高水準のポップサイケ!! シリーズ中屈指の好内容なのでジャケで判断してはいけない良い例。中でもJohn Pantry絡みのFactoryとPeter&The Wolvesが飛びぬけて良いですが、Queen Flora's Recollections「Red Brick House」を筆頭に他の曲も負けず劣らずの名曲揃い。