THE SPENCER DAVIS GROP / EGHT GIGS A WEEK
1996/マーキュリー/PHCR-16115〜6/2CD
天才少年Steve Winwoodのキャリアはここからスタート。これはSteve Winwood在籍時の2枚組編集盤。「Keep On Running」や「Gimme Some Lovin'」に代表されるヒット曲もいいけど、「I'm A Man」、「Waltz For Lumumba」、「Blues In F」あたりのグルーヴィーな曲は今クラブでかけても全然イケるファンキーな作品です。この後Trafficを結成するSteve Winwoodの才能の原点がここにあり。細かいバージョン違いを除けばIsland時代はこれで網羅できる。

THE SPENCER DAVIS GROUP
            / MOJO RHYTHM & MIDNIGHT BLUES
2000/英RPM/RPM 207/CD
Steve Winwood在籍時を中心としたライブセッション集。「Gimme Some Lovin'」や「Keep On Running」がカッコいいのは勿論のこと「Dimples」等のカバー曲も最高の出来です。オルガンが暴れまくるクラブ・クラシック「I'm A Man」はやっぱりどんな形で聴いてもかっこいいです。RPMも良心的な再発レーベルですが、たまにいい加減なところもあり、本CD1曲目のタイトルが「Midnight Special」となってますが、「Midnight Train」の誤りです。

THE SPENCER DAVIS GROUP
        / MOJO RHYTHM & MIDNIGHTBLUES VOL.2
2000/英RPM/RPM 216/CD
そして彼等のライブ音源集の続編。今まで評価が低かった彼等ですが、ようやく知名度・人気共に高まってきたようですね。収録15曲中14曲がSteve在籍時というのも嬉しい配慮。前作がBBCラジオ・セッションの音源を集めたものに対して、本作はイギリス、ドイツ、フィンランドでのテレビ用のライブ音源を集めたものです。曲目的には第1集とダブる曲も多いですけど、色んなライブ・バージョンが聴けるって嬉しいです。Steve Winwoodの魅力を詰め込んだ1枚。

THE SPENCER DAVIS GROUP / MULBERRY BUSH
1999/英RPM/RPM 188/CD
Winwood兄弟が去った後、新メンバーを補充して再出発を図ったSpencer Davis Groupが67年に録音した作品を集めた編集盤。本CDのタイトルからも分かるようにTraficと共にB級映画"茂みの中の欲望"のサントラに提供した楽曲は全て収録してます。Trafficと比べるのは酷な話ですが、この時代はR&B色が薄れてスウィンギンなポップサイケ・サウンドでこれはこれで味があって良いです。ただ、下記のCDと大半の曲がダブってしまうのが、ちょっぴり残念。

THE SPENCER DAVIS GROUP / TIME SELLER
2002/英RPM/RPM 508/CD+CDROM (ORIGINAL RELEASED : 1968)
新生Spencer Davis Groupが再度メンバー・チェンジを経て68年にリリースした会心の1枚『With Their New Face On』と50分に及ぶドキュメンタリーを収録したCD-ROMをカップリングしたお得なCD。Winwood兄弟が去った後の作品は取り上げられる事もあまりありませんが、天才Winwoodの影に隠れてたSpencer Davisの才能が開花したサイケ・テイスト溢れる好作。CD-ROMも見ごたえあり、値段も安いしお得なCD。デジパックの為ブックレットが無いのが寂しい。

Official Web Site http://www.spencer-davis-group.com/