SMALL FACES / SMALL FACES
1996/ポリドール/POCD 1946/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
記念すべきファーストアルバムであると同時に非の打ち所のない完璧なアルバムです。Ronnie Laneのシャウトが若々しい「Shake」から始まり、終わりまで息もつかせぬ完璧な作品で文句なし。「Sorry She's Mine」でのスティーブのヴォーカルは最高にソウルフルでカッコいいです。最強のモッド・アンセム「Sha La La La Lee」も最高ぅ!! ボーナストラックに収録されてるフィードバックで始まる「What'cha Gonna Do About It」のフレンチEPヴァージョンもカッコいい。

SMALL FACES / FROM THE BIGINNING
1991/ポリドール/POCD 1947/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
Immidiateに彼等が移籍してしまった為、Daccaが慌てて出したシングルなどを集めた編集盤。しかし、寄せ集め的な感じは全くなく、もちろん最高なナンバーでいっぱいです。ノリノリでアップテンポな「Hey Girl」や、初のNo.1ヒットとなった「All Or Nothing」も完璧なモッドチューン。Marvin Gayeの「Baby Don't You Do It」のカバーはリフがグイグイ迫ってカッコいいし、原曲を遥かに凌ぐ凄い迫力です。「You've Really Got A Hold On Me」のシャウトは神業的。

SMALL FACES / SMALL FACES
1994/テイチク/TECX-20730/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
Immidiateに移籍後初の作品。勢いだけで突っ走ってたかのようなDecca時代に加え、アコースティックな要素とサイケデリックな要素が加わり、曲のクオリティーが増しています。Decca時代はリフで引っ張る曲が多かったけど、ソングライティングのセンスも更に上がっています。Paul WellerもJam時代にカバーした名曲中の名曲「Get Yourself Together」は胸が昂ぶります。他にも「Green Circles」や「Eddie's Dreaming」等名曲のオンパレード。進化したモッズ。

SMALL FACES / OGDEN'S NUT GONE FLAKE
1994/テイチク/TECX-20728/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
トータル・コンセプト・アルバムとして世に出た本作は当時としては画期的なタバコ缶をモチーフにした円形ジャケという形でリリースされました。B面を全て使ってコックニーの笑い話を元に物語風に仕上げてます。英語が分からないのでどんな内容か掴めないのが残念ですが。A面には「Aftergrow」、「Song Of Baker」、そして「Lazy Sunday」と名曲揃いです。本作は本国で6週連続チャートの1位という大ヒットを収めました。トラッドな香りのするモッズ・サイケ。

SMALL FACES
   / RE-COLLECTION OF IMMIDIATE YEARS 1967-1969
1995/テイチク/TECW-20058/CD
テイチクがImmidiate時代の音源をまとめた編集盤ですが、これがよくまとまっています。ドラッグソング「Here Comes The Nice」、「Itchycoo Park」、「Tin Soldoer」等彼等の作品はほんとに名曲ばかりです。個人的なフェイバリットは誰が何と言おうと「I'm Only Dreaming」です。イントロからエンディングまで完璧な1曲です。美しいメロディと、徐々に熱くなってくるヴォーカルが最高!! 涙なしには聴けません。このImmediate期の作品は聴けば聴くほど奥が深い。

SMALL FACES / ME YOU AND US TOO
1999/独REPERTOIRE/REP 4818-WG/CD
独Repertoireが編集した廉価ベスト盤。しかしこのCDの1曲目に「Wham Bam Thank You Mam」の歌詞も違う全くの別ヴァージョン(タイトルは「Me You And Us Too」となってます)が収められています。「Wham Bam〜」の方がヘヴィで後のHumble Pieを思わせる様な演奏ですが、こちらはアップテンポに仕上げられており、まるでDecca時代に戻ったかのよう!! こちらのバージョンはIan MacLaganがキーボードを弾いてます。他のCDでも聴けるのでチェックすべし。

SMALL FECES
  / THE DEFINITIVE ANTHOLOGY OF THE SMALL FACES
1995/独REPERTOIRE/REP 4429-WO/2CD
独Repertoireが編集した2枚組ベスト。1枚目は全シングルAB面がリリース順に収められています。2枚目はレア音源が多く収められており、Steveのソロや、Moments時代の貴重な音源に加えJimmy Winstonのソロ音源と、後はテイク違いが収められています。色々詰まったお得な2枚組。

SMALL FECES / THE IMMEDIATE YEARS
1995/英CHARLY/CDIMMBOX1/4CD
英Charlyが編集した4枚組ボックス。一部Decca時代の音源も含んでますが、Immidiate時代のテイク違い、未発表曲、ステレオ/モノミックス等、マニア向けの内容ですが、ブックレットには写真が豊富だし。彼等のファンなら買っても損はしないでしょう。ディスク3には『Ogden〜』まるまる収録してます。なかでも聴き所は当時未発表だった「Don't Burst My Bubble」!! 渦を巻くようなオルガンにのせてSteveがシャウトする最高なナンバー。こんなカッコいい曲が未発表だったなんて…もったいなさすぎます。

SMALL FACES / THE BBC SESSIONS
1999/英STRANGE FRUIT/SFRSCD087/CD
ファン待望のBBC音源集。BBCだけにもちろん音はいいです。主にDecca時代のヒット曲を多く収録してます。Rufus Thomasのカバー「Jump Back」がこのCDで初お目見え。これ聴いて誰もが思うんだろうけど、一度でいいから彼等のライブを生で体験したかった… 「Baby Don't You Do It」はスタジオよりもヘヴィなリズムに仕上がっていてダンサブル。「Understanding」が入ってたのが個人的には収穫。この曲って隠れ名曲ですよね。おまえらサイコーだよ!!

SMALL FACES / NICE
2000/英NMC/80094500066 6/2CD
BBC音源の発掘に続いて、まさかのライブ音源集。しかもディスク2はエンハンスト仕様で彼等のライブ映像!!(後半Beat Clubの映像は口パク)が見れるというすばらしい代物です。前半のBeat Beat Beatでの初期ライブ映像は荒々しくカッコよすぎ。画面はちっちゃいですが、映像はきれいなんでファンなら必見!! ファンでなくても必見!! 「Whatcha Gonna Do About It」のライブのテンションは高すぎ。全10曲と収録曲が少ないのも不満にならない程の好内容。マスト。

SMALL FACES / ALL OR NOTHING
199?/???/BOOTLEG/CD
これはブートCD。BBC音源やTop Gearに出演した時の音源、スタジオアウトテイク、アセテートミックスが収録されています。ブートなんで例によってデータ類はない(どうせあってもいい加減)。音は極悪だがTop Gear出演時の「Shake」がKennyのドラムがドカドカいっててカッコいいです。ブートだけに大した価値は見出せない。

SMALL FACES / DEEP JOY
199?/???/BOOTLEG/CD
ブート第2弾。これもラジオ・BBC・テレビ番組等の音源らしいですが、例によって詳細不明。インストでTemptationsの「Get Ready」演ってますが、本当に彼等の演奏だか怪しいものです。ボーカルが入ってりゃ一発で分かるんですけど。けどカッコいいから許す。上のCD共々大した内容では無いので無理して入手する必要は無し。

V.A. / A TRIBUTE TO THE SMALL FACES
1997/ニッポンクラウン/CRCL-4012/CD
Paul Weller、Ocean Colour Scene、Ride、Primal Scream等豪華メンバーが参加したトリビュート盤。原曲の良さも手伝ってかそれぞれなかなかの仕上がりです。Paul Weller参加の曲がインストの「Almost Grown」ってのはちょっと残念でした。彼に歌って欲しいSmall Facesの曲はいくらでもあります。彼らの偉大さが伝わる1枚。

Official Web Site http://www.thesmallfaces.com/

Fan Site http://makingtime.co.uk/rfr/index1.htm