BEAT THAT! / PURPLE HEARTS
2003/英CAPTAIN MOD/MODSKA CD 27/CD (ORIGINAL RELEASED : 1980)
Polydor傘下のFictionからでたネオモッズを代表する本作もようやくCD化。シングル曲を追加してFiction時代の音源はこれで全て聴く事が出来ます。Whoからの影響を見せつつ、ポップでノイジーなサウンドを持つグループです。アルバム単位で見ると結構厳しいですが、それでもいい曲入ってます。David Bowieのモッズ時代の名曲「Can't Help Thionking About Me」をカバーするセンスは流石。突如かき鳴らされるギターとコーラスワークがカッコいいです。

PURPLE HEARTS / HEAD ON COLLISION TIME
1993/英GREAT EXPECTATIONS/PIP CD 042/CD (ORIGINAL RELEASED : 1985)
Whoからの影響が見え見えのジャケの本作は、再結成時(84年)のライブ盤。ライブの方はヒット曲のオンパレード状態で選曲的にはベストな内容です。「I've Been Away」で幕を開けるのがカッコいい。個人的に大好きな曲「Extraordinary Sensations」もギザギザしたギターのリフが相変わらずカッコいいです。Themの「Gloria」のカバーも演ってます。本ライブ盤のハイライトは誰が何と言おうと「Gun Of Life」。スタジオヴァージョンの数倍もカッコいいので必聴。

PURPLE HEARTS / POP-ISH FRENZY...
1993/英GREAT EXPECTATIONS/PIPCD 043/CD (ORIGINAL RELEASED : 1986)
でもってこちらが再結成スタジオ録音アルバムです。ジャケからしてダサくてガッカリしましたが、サウンドもこの頃になると初期の頃とは変わってしまい、まるで別のバンドのようです。80年から82年にかけて録音されており、ニューウェーブ入ったポップな楽曲をやってます。そこそこいい曲も入ってますが、全体の水準としては低いです。「Friends Again」と「When I See You」が結構良くて、後は「Gun Of Life」の再録がそこそこ聴ける程度の作品。上級者向きかな。

PURPLE HEARTS / SMASHING TIME
2003/英DETOUR/DRCD031/CD
Detour発Purple Heartsのレア曲、未発表曲集。アルバムも残しましたが、どちらかというとシングル主体のグループだったのでこういった編集盤はありがたいです。本作の表題曲「Smashing Time」は初期のノイジーサウンドと後期のポップセンスがうまくブレンドされた佳曲です。「Plane Crash」とかはデモの方が好きです。最後のライブ音源が再結成以降のものなのと初期のデモがほとんど入っていなかったのが残念。ブックレットは写真満載で結構充実してます。

V.A. / THIS IS MOD VOLUME 5
1997/英ANAGRAM/CDMGRAM 110/CD
このNeo Modsコンピに彼等のインディーズ落ちした4枚目のシングル「My Life's A Jigsaw/The Guy Who Made Her A Star/Just To Please You」が収録されてます。「My Life's A Jigsaw」はちょっとNew Wave入ってますがコーラスが爆発するポップな名曲です。後者の2曲はたいした曲ではないです。これらの3曲は『Uppers On The South Downs』ってコンピでも聴く事が出来ます。

V.A. / THIS IS MOD VOLUME 2
1996/英ANAGRAM/CDMGRAM 101/CD
このコンピには再びレーベルを移籍しての5枚目のシングル「Plane Crash/Scooby Doo/Gun Of Life」が収録されてます。このシングルは今までの勢いも無くなりいまいちです。むしろB面の「Scooby Doo」や「Gun Of Life」の方がカッコいいです。「Scooby Doo」は同名アニメの主題歌のカバーです、多分。「Gun Of Life」は『Pop-ish Frenzy』でも再録されたイカしたビートナンバー。

V.A. / THE BEAT GENERATION AND
                    THE ANGRY YOUNG MEN
1996/英CAPTAIN MOD/MODSKA CD3/CD (ORIGINAL RELEASED : 1984)
このコンピに「I'll Make You Mine」、「Concrete Mixer」、「Hazy Darkness」の3曲を収録。どの曲もそれほどの曲ではありませんが、「Concrete Mixer」でJam時代のPaul Wellerがピアノ弾いてます。しかも単純なフレーズでわざわざ彼が弾かなくてもって感じなんですけどね。彼らの曲はともかくコンピ自体は好作品。

Fan Site http://www.purplehearts.fsnet.co.uk/