THE PRIME MOVERS / SINS OF THE FOURFATHERS
1990/独UNIVERSE/UNR 3301/LP
元PrisonersのGraham DayがJ.T.Qのリズム隊2人と結成したグループ。元々はCyanideから89年にリリースしたのが本当の意味でオリジナルですが、本盤は90年にジャケを変えて再リリースされたもので僕のはドイツ盤。ジャケ見ても分かる様にGrahamの奥方Fayが写っているのですが、実際にはアルバムを録音後に無理やり合流した様で、この90年の再リリース盤は既に完成済みのマスターにFayのオルガンを後から被せてリミックスを施したという曰くつきの1枚。

THE PRIME MOVERS / SINS OF THE FOURFATHERS
2001/英DETOUR/DRCD 035/CD (ORIGINAL RELEASED : 1989)
Fay参加前の3人で録音された本来の1stをDetourが再発したもの。Fayがオルガンを被せたモノと聞き比べると非常に良く分かるんですが、ラフで凶暴なガレージサウンドで、彼等が本当にやりたかったのはこれだったんだという事が痛いほどよく伝わってきます。悲しいかなFayの加入でグループのサウンドは本来の方向性からずれてしまったのです。彼女は嫌いじゃないけど、これを聴く限り彼女の参加は良い結果をもたらしませんでしたね。この1stはカッコよすぎる。

THE PRIME MOVERS / EARTH CHURCH
1991/英CYANIDE/CND003CD/CD
Fayの加入により、前作からサウンドは大きく変化した2ndアルバム、ダサすぎるジャケにはホントにガッカリさせられました。CDは2曲多く収録。Grahamの曲とFayの曲と約半々収められてます。個人的にはガレージィなGrahamの曲をチョイスして聴いてます。2人の曲の感じがかなり違うので、まとまりはあまりありません。クオリティでいったらPrisonersにはかなり劣るけど、カッコ良い曲も少しはあります。Prisoners時代からライブでカバーしてた「Hush」も収録。

THE PRIME MOVERS / ARC
1993/英CYANIDE/CND005CD/CD
ラストアルバム。ジャケはますます意味不明で狙いが掴めません。Day/Fay共作のオープニングナンバー「Immortal」は、まずまずかな。Graham Dayの曲は相変わらずといった感じです。さすがにパワー不足の感は否めませんが。本作はFayの方が目立っていて、クオリティでいったらFay作の曲の方が良い出来です。全体的にいままでの尖った感じが薄れて、ポップ目です。ただし、Graham Dayのギターはガレージからハードロックっぽくなってきましたけど。

THE PRIME MOVERS / WE LIVE TO SHINE
1993/独LITTLE TEDDY/LITE706/7inch
ラストシングル。はっきりいって全然良くないです。A面がFayの曲で、B面がGrahamの曲です。両面ともこれといったところも無い作品なので、あえて高い金出して買う必要はないでしょう。この後Graham Dayは一時的にPrisonersを再結成し、Planetを経て現在Solar Flaresというグループで今でも精力的に活動を続けてます。