PINK FLOYD / THE PIPER AT THE GATES OF DAWN
1994/英EMI/7243 8 31261 2 5/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
英国サイケデリックの最高峰に君臨しつづける記念すべき1st。まだプログレバンドになる前、Syd Barettが主導権を握っていた頃の作品。多くのパクリを生んだジャケットも最高にカッコいいですが、儚い雰囲気が漂うサイケアルバム。他のグループには全体真似できない独特の揺らめく世界観。「Lucifer Sam」なんてイントロ聴いただけで鳥肌が立ちます。「Interstellar Overdrive」も圧巻。ラストの「Bike」まで全てが完璧。僕にとってのPink Floydはこれ1枚だけ。

PINK FLOYD / 1967 THE FIRST 3 SINGLES
1997/英EMI/CDEMD1117/CD
デビュー30周年を記念してリリースされた最初の3枚のシングル両面を収めた限定CD。紙ジャケ仕立ての見開きジャケ仕様です。Syd Barett在籍時の作品という事もあり1st同様のサイケ・サウンドですが、こちらの方が幾分ポップサウンドになってます。編集盤『Works』でも聴けますが、デビュー曲「Arnold Layne」がなんとも最高です。「See Emily Play」も儚げな雰囲のポップ・サイケで文句なし。1stアルバムとこの初期シングルは英国サイケ好きなら要チェックです。

SYD BARRETT / WOULD'T YOU MISS ME?
2001/東芝EMI/TOCP-65765/CD
完全未発表曲「Bob Dylan Blues」を含む狂気のギタリスト、Syd Barettのソロ作品のベスト盤。Pink Floyd在籍時のエレクトリックサイケではなく、アコギ主体のシンプルな構成ながらこれがまたいいんです。曲の良さもさることながら、彼にしか出せない独特のサイケデリックな感覚をうまくサウンドとして表現しています。定番中の定番ですが、やはりお気に入りは「Baby Lemonade」。聴いているとこの世ではない、どこか違う世界に迷い込んでしまうので注意…