PETER & GORDON / A WORLD WITHOUT LOVE
             /I DON'T WANT TO SEE YOU AGAIN
1998/米COLLECTABLES/COL 2717/CD (ORIGINAL RELEASED : 1964/64)
見るからに好青年なこのデュオ、Paul McCartney作の「A World Without Love」で鮮烈なデビューを飾った。彼らの瑞々しいサウンドは爽やかで、端正でこれぞ正統派といったところ。これはアメリカでの1st、2ndアルバムをカップリングしたもの(アメリカでもかなりの人気だったみたいです)。彼らのアイドルはEverly Brothersだったってのも納得のコーラスワーク。ほんと爽やかで聴いていて心地よいです。MuCartney提供曲は極上のポップ。

PETER & GORDON / I GO TO PIECE/TRUE LOVE WAYS
1998/米COLLECTABLES/COL 2715/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965/65)
同様にアメリカリリースのカップリングCD。ここでも前作の延長線上のサウンドで、ここでもひたすらポップです。イギリス史上最高のフォークデュオと呼んでも異論はないでしょう。ここでも優等生ぶりを発揮してます。ただ、それがたまに物足りないなって思うこともあるんですが、この時期他のグループが激しいビートを売り物にしていたのに対し、このスタイルを貫いた彼らの姿勢は評価すべき。

PETER & GORDON / WOMAN/LADY GODIVA
1998/米COLLECTABLES/COL 2716/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966/67)
前者のアルバムの表題曲「Woman」はPaul McCartneyが変名を用いて彼らの為に書いたナンバー。いかにもなMcCartneyソングです。サウンドにも若干変化が見られるが、それが顕著になるのは後者のアルバムのほう。アレンジが華やかになってきます。しかし彼らのスタイルも、もはや時代遅れとなり本国でもアメリカでもセールスが振るわず、67年にはコンビを解消し2人別々の道を歩むこととなります。