THE PANDAMONIUM / THE UNRELEASED ALBUM
2004/英REDIOACTIVE/RRCD070/CD
67年から68年にかけてCBSにシングル3枚を残しただけで消えてしまったグループの、何と未発表アルバムが奇跡の発掘。といっても一旦グループ消滅後、中心人物の別名義アルバムを経ての再編時の音源なのでサウンドはシングル曲とは大きく印象が異なります。内容はポップサイケといってもサイケよりもポップが表に出た感じで非常にキャッチーで聴きやすい。1曲目からして弾みまくるピアノが最高。「Sit And Watch The Sunshine」が個人的にはハイライト。

THE PANDAMONIUM / NO PRESENTS FOR ME...
2005/英RADIOACTIVE/RRCD 106/CD
ついにポップサイケファン待望のPandamoniumのシングル曲集が登場。シングル曲といっても3枚しかないので6曲、後はアセテート音源と70年代の録音です。やはり誰が何と言おうがシングル曲。ポップサイケ人気曲「Chocolate Buster Dan」も去ることながら、表題曲「No Presents For Me」や、弾むリズムの「The Sun Shines From His Eyes」等、この時代にしか生まれ得なかった神がかり的な名シングル曲群。ポップサイケ好きを自負するならマストです。

THOUGHTS & WORDS / THOUGHTS & WORDS
2005/英RADIOACTIVE/RRCD086/CD (ORIGINAL RELEASED : 1969)
Pandamoniumの2人によるThoughts & Words名義での唯一のアルバムの再発CD。Pandamoniumの面影は無く、英国独特の木漏れ日フォーク的なサウンドに仕上がっています。アメリカのダウントゥアースな諸作品の影響を大きく受けながらも、胸にしっとりと響く湿ったメロディラインは英国ならではもの。ジャケットがサウンドそのものを表わしているような作品。Honeybusには遥か及ばないけど、似たようなアプローチでフォークとポップがうまくブレンドされた好盤。