JOHN CARTER
 / THE ESSENTIAL WORKS IN THE STUDIOS 1963-1982
2001/EM RECORDS/EM 1012CD/CD
英国ハーモニーポップスの魔術師John Carterのオールキャリアの編集盤。彼のキャリアで1番メジャーなIvy Leagueの音源は権利の関係か本CDには未収録。Ivy Leagueの音源は各種CDで容易に聴けるので問題はありませんですが。Flowerpot MenやFirst Class以外は割と単発的な作品が多く、こうやってまとまって聴けるのは有り難い。初CD化作品も含むエムらしい愛情たっぷりの仕事ぶり。残念ながらカラーではないものの、40P豪華ブックレットも圧巻。

JOHN CARTER / MEASURE FOR MEASURE
               THE JOHN CARTER ANTHOLOGY
2003/英RPM/RPM D268/2CD
エムに負けじと思ったかどうかは定かではありませんが、本国イギリスの名門再発レーベルRPMからでた2枚組編集盤。エムのCDとダブる音源もありますが、61年から77年にかけての作品全55曲がこれで聴く事ができ、多作な彼のキャリアを振り返るのにはこれがあれば十分。こちらにはIvy Leagueの音源もしっかりと収録。Pretty ThingsをクビになったViv Princeのソロ音源、なんてのも入ってます。英国ハーモニーポップスが好きなら是非押さえておきたい1枚。

JOHN CARTER . A ROSE BY ANY OTHER NAME
2004/英REV-OLA/CR REV 84/CD
Rev-OlaからはJohn Carterが別名義でレコーディングした作品をコンパイルした編集盤が登場。69年から82年にかけての録音作品で相変わらずのバブルガムポップワールドが広がっています。元々多作な人だけにこういった『裏』編集盤はファンには嬉しい限りでしょう。入門編にはまず上記のRPMの2枚組を、それを気に入った人はこちらをってな感じです。ガツンとくるヒット曲こそは無いけれでも彼ならではのメロディは健在で、マニア向けの1枚であるが悪くない。