JOE MEEK /
  IT'S HARD TO BELIEVE IT:THE AMAZING WORLD OF
1995/米RAZOR&TIE/RE 2080-2/CD
奇才Joe Meekがプロデュースした作品を集めた編集盤。彼はイギリスのPhil Spectorとも呼ばれ、そのサウンド創りは個性的かつ斬新なものでした。彼の手がけた作品で最も有名なTornadosの「Telstar」を聴けば分かるでしょう。この宇宙を思わせるエフェクトバリバリのサウンドが作られたのが62年っていうんだから驚き。まさに早すぎるサウンド。いまだ本国ではこの人カルト的な人気を誇っているみたいです。まずはベスト盤から入りましょう。

JOE MEEK & THE BLUE MEN / I HEAR A NEW WORLD
1991/英RPM/RPM 103/CD
当時発売が見合わせになってしまった幻のアルバムのCD化。宇宙をテーマにしたコンセプトアルバムになっています。今で言う音響系の先駆けともいえる彼独自のサウンドづくりがこの作品ではより一層顕著に見られます。実は個人的にはこの作品好きではないんですけど、まあ一応評価はかなり高い作品ということなので。たしかに凄いとは思うけど、私にとってはスケールが大きすぎる。歌という歌も入ってないんで、ほぼインストみたいなものです。

JOE MEEK /
      WORK IN PROGRESS-THE TRIUMPH SESSIONS
1994/英RPM/RPM 121/CD
Meek自ら設立したTriumphスタジオでのセッションから集めた未発表曲やデモ集。Joe Meek名義が2曲であとは他のミュージシャンの音源。内容はスキッフルがあったり雑多な感じで、熱心な研究家向けの内容と言えましょう。しかしこの人ほんとに本国では人気があり、多くのミュージシャンもリスペクトしているそうです。モンドっぽい曲もあったりします。最後は67年2月3日、尊敬するBuddy Hollyの8回忌に自殺によって人生の幕を閉じました。