THE INSOMNIACS / WAKE UP !
1994/米ESTRUS/ESD 1219/CD
しょぼいグループが多いアメリカのモッドバンドの中でも、気に入ってるグループの編集盤。活動初期はEPやミニアルバムのリリースのみで、これはこの時点までの音源を詰め込んだ1枚となってます。Small Facesの「I've Got Mine」のカバーやってるのとルックスで勝手にモッドグループとカテゴライズしてますが、どちらかと言うとガレージなんですかね。青筋系のハスキーなボーカルに暴れまくるワイルドな演奏でカッコいいです。Dave Dee Groupのカバーも有り。

THE INSOMNIACS / OUT OF IT
1996/米ESTRUS/ESD 1233/CD
1stフルアルバム。Prisonersあたりの影響を受けたロウでラフなガレージモッドサウンド全開で最高にカッコいいです。オープニングナンバーの「Already Down」で完全に殺られました。リミッターを振り切った歪んだギターにタイトなリズム隊、そして吐き捨てる様なハスキーなボーカル、全て最高の一言。勢いだけでなく所々に垣間見れるメロディアスな音楽性、ソングライティング能力も申し分なし。マイナーなモッズビートCarnabyの「Jump And Dance」のカバー有り。

THE INSOMNIACS / GET SOMETHING GOING !
2000/米ESTRUS/ES1272D/CD
モッズ度満点のジャケで期待しちゃう2ndアルバム。前作に比べると色んな事をやろうと前向きな姿勢が感じられるが、作品のクオリティとしては前作の方が個人的には好き。ミドルテンポで聴かせるような感じの曲が増えたのも印象に残ります。バラエティに富んだ曲調は成長の証でしょう。中でもDeejaysの「Incrowd Hangout」のカバーがテンション高くて最高。大好きな曲だけに嬉しい収穫でした。しかし彼等のカバーのセンスは恐ろしいほどいい趣味してますね。

THE INSOMNIACS / SWITCHED ON !
2004/米ESTRUS/ES1294D/CD
3rdアルバム。ジャケは相変わらずのポップアートですが、残念ながら本作は個人的には期待しただけの内容では無かったです。澄んだギターのギターポップサウンドにほんのりモッドフレイバーをまぶした感じ。分かりやすくいえば90年代に起こったブリットポップムーブメントで数多台頭したグループの内の一つ、みたいな作品になっちゃっています。前作から結構年数も経ってるしスランプ状態なんですかね? デビューから10年経ってるわけで今後の展開を見守ろう。