IAN & THE ZODIACS / STAR-CLUB SHOW 7
1994/独REPERTOIRE/IMS 7006/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965)
Orioleからデビューしたマージー・グループですが、サウンドはソウル/R&B寄りの黒いサウンドを聴かせてくれます。彼等は本国でアルバムもリリースしてますが、活動の拠点はドイツのStar-Clubで、これはStar-Clubから発表したアルバムにボーナストラックを追加した再発CD。「Good Morning Little Schoolgirl」「Jump Back」をカバーするなどモッズぽいとこもあるけど、モッズとはまた別物。ボーカルは結構黒いけど、サウンドの方はポップな仕上がりです。

IAN & THE ZODIACS / LUST LISTEN TO
1994/独REPERTOIRE/IMS 7007/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
同じくStar-Club盤の再発+ボーナストラック。本作はモッズの定番曲「The In Crowd」の渋いカバーで幕を開けて、これは!! っと期待してたんですが、甘めのバラードが多くて個人的にはアルバム単位で聴くとちょっと退屈な1枚。どうでもいいけど日本人にはお馴染み(?)の「Donna Donna」なんて演ってます。どっちかというとボーナストラックの方がまだ楽しめます。「Na-Na-Na-Na-Na」はビート・ポップスでこれが1番良かったかな。全体的にインパクトに欠けるかな。

IAN & THE ZODIACS / LOCOMOTIVE
1994/独REPERTOIRE/IMS 7008/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
本作は再びR&B路線のアルバムで、こういう方が断然カッコいいです。「Ride Your Poby」,「See Saw」,「Cool Jerk」,「Going To A Go Go」等とモッドR&Bクラッシックスの数々。それらのカバーよりもメンバー自作の「No Money,No Honey」が重たいファズを使用したガレージ・チューンでカッコいい。「Thinking About You,Girl」も哀愁漂うメロディを無視するかのようにファズが切り刻む泣きの佳曲。ボーナストラックのライブ音源もなかなかカッコよくて満足。

IAN & THE ZODIACS / THE KOPPYCATS RECORDINGS
2000/独ROCK-IN-BEAT/RB 208/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966/67)
彼等はKoppycatsという変名でBeatlesのカバーアルバムを2枚リリースしてますが、これはその2枚のアルバムの音源を纏めたもの。皮肉な事にこのカバーアルバムをリリース後にグループは消滅してしまいました。カバーアルバムってコメントに困るとこがあるんですけど、Beatlesへの憧れ、愛情はひしひしと伝わってきます。大胆なアレンジも無く、オーソドックスにカバーしてるので流石に彼等の作品としてはどうこう言う次元ではないけど、これはこれで楽しめます。