THE HONEYUS / THE HONEYBUS STORY
1999/独REPERTOIRE/REP 4733-WY/CD
このグループはポップな曲調と、抜群のハーモニーが売りのグループで、ソフトロックファンあたりにもお馴染みです。Paul McCatneyあたりに通じるポップセンスが光ってます。バブルガムポップスの様に弾けるポップチューンからメロディーに心奪われるバラードまでバラエティに富んでます。特に「I Can't Let Maggie Go」は哀愁漂うメロディとハーモニーが秀逸。なかには「Breaking Up Scene」の様なモッドビート炸裂の曲もあり、侮れません。

THE HONEYBUS / SHE FLIES LIKE A BIRD
2002/英SANCTUARY/CMEDD 533/2CD
再評価著しい彼等の決定的な2枚組アンソロジー。Deram音源はもちろんの事、BBC音源と72年の再結成時の作品も収録され、幻の再結成アルバム『Recital』の収録曲の一部も聴く事ができます。Pete DelloとCollin Hareという英国SSWの偉人を生んだグループですが、曲のクオリティがとにかく高い。こっちのCDはカラフルなジャケを、上記のCDは『Srory』のジャケを使っていますが、上のジャケの方がこのグループには合っていると思う。地味だが、味がある。

PETE DELLO AND FRIENDS / INTO YOUR EARS
2003/AIRMAIL/AIRAC-1045/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971)
そのレアさでも有名ですが、内容のよさでも知られる初期Honeybusのキーマン、Pete Delloのソロアルバム。Honeybusの世界観は健在というかHoneybusそのもの。シンプルながらも凝った曲創りに人懐っこい鼻にかかったボーカル、メロディの美しさ、どれをとっても最高の一言。名盤ってこういう作品にこそ相応しい言葉だと思う今日この頃、フォーク苦手な人にも絶対に聴いて欲しい1枚です。See For Miles盤には収録されてた未発表シングルが未収なのが残念。

COLLIN HARE / MARCH HARE
2003/AIRMAIL/AIRAC-1044/CD (ORIGINAL RELEASED : 1971)
Pete Delloの盟友、Collin Hareのソロアルバム。Honeybusの再評価はこの2人の英国きっての偉大なSSWがいたってことでも加速がつきましたね。Pete Delloの協力も得て完成したこの作品ですが、Pete Delloのソロと比べるとこちらはよりアーシーな佇まい。シンプルながらも奥が深い作品に仕上がっており、渋めのフォーク・ロック。HoneybusとPete Delloのソロとこれを聴いてようやくジグソーパズルが完成します。ほのぼのとした情景が目に浮かぶかの様。