V.A. / COVER ME SOUL
1993/英DEMON/HIUKCD 140/CD
これはHiのアーティスト達がR&Bナンバーをカバーしたのを集めた編集盤。まあ、いわゆる企画ものベストってやつですね。そういったこともあり、個人的にはあまり思い入れも無いのですが(ここに入ってるカバー曲はベスト盤とかにも収録されてるし)、R&Bの古典をHiサウンドで料理したらどうなるか、っていうのがこれ1枚で楽しめます。そんな中でもDon BryantによるMiraclesの「Shop Around」のカバーは特にいい出来に仕上がってて、個人的なお気に入り。

V.A. / THE DANCE SOUNDS OF Hi
1993/英DEMON/HILOCD 3/CD
おっと、こりゃ凄いですよ。タイトルの通りHiのダンスナンバーを集めた編集盤。オープニングからしてWllie Mitchellの「That Driving Beat」でヒートアップ!!Booker.T他、様々なカバーバージョンを生んだインスト「The Horse」もグルーヴィで最高。他にはDon Bryant、Majik等と、聴き所が満載のお得な1枚になってます。こうした一面で見るとHiというレーベルはディープソウルとしても、ダンスサウンドとしても楽しめますね。

V.A. / THE Hi RECORDs COLLECTION : VOL 1
1992/英DEMON/HIUKCD 135/CD
これはHiがリリースしたシングル曲を集めた編集盤。この第1集は、まだHiサウンドが確立する前の60年後半から70年初めあたりの作品に焦点を当ててます。Otis Clay、Syl Johnsonら有名どころは割愛させていただきます。シングル1枚しか出してない謎のシンガーEddie McGeeや、James Fry等、まだ60年代のサザンソウルのスタイルを脱却しきれていないが、それはそれでの魅力に溢れています。他にはNorman West、Bobo Mr.Soul、Ann Peeblesを収録。

V.A. / THE Hi RECORDs COLLECTION : VOL 2
1992/英DEMON/HIUKCD 136/CD
その第2集。こちらの方がいわゆるHiサウンド諸作品ですね。こちらはO.V.Wright以外は、マイナーどころを収録していて、充実した内容になってます。詳細不明のグループT-99の「Sweetness Ain't Sweet No More」はいきなりの聴き所。George Jackson、Erma Coffee、Phillip Mitchell、Masqueraders、Teacher's Edition等、いずれもシングルのみのリリースでしたが、この時期のHiの作品はどれも素晴らしいの一言。Hiの奥深さを堪能できる1枚です。