THE HERD / PARADISE AND UNDERWORLD
1992/独REPERTOIRE/REP 4257-WG/CD
後にSteve Mariottと共にHumble Pieを結成することになるPeter Framptonが在籍していたグループで、美青年Peter Framptonの存在によってか、彼らはアイドルバンド的な扱いを受けていました。そんなアイドルとしての扱いに不満をもっていたFramptonがうっぷんを払うかのように表現の場所を求めたシングルのB面曲の方が、むしろかえって面白かったりします。ソフトロックやMark Wirtzタイプのドリーミーポップサイケ的なホンワカした雰囲気が漂っています。

THE HERD / THE COMPLETE
2005/独REPERTOIRE/REP 5032/2CD
今まで数多くのチープな編集盤が乱発されていたHerdの音源ですが、とうとう決定盤の登場です。細かいバージョン違いを除いての全曲を収録した2CD。しかも従来のFontana音源のみならず、活動初期のParlophoneでのシングル3枚両面がついにCD化です。こうしたレーベルを越えての編集盤は大歓迎です。昔は軟弱なサウンドで好きじゃなかったけど、今はこのソフトでドリーミーな世界観が好きです。Peter Frampton云々を抜きにしても聴いて欲しいグループ。