GILES,GILES&FRIPP / THE CHEERFUL INSANITY OF
1992/英DECCA/820 965-2/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
一般的にはKing Crimsonの前身として知られるトリオですが、King Crimsonとは無縁の僕にとってはポップ・サイケの名作としての認識。後にプログレとジャンル分けされるこの頃のDeram作品群ですが、本作はいわゆるプログレ色は希薄でサイケ、フォーク、ジャズ等のエッセンスをポップサウンドにブレンドして創り上げられています。「Thursday Morning」は紅茶片手に聴きたくなる英国気質プンプンの和みの名曲。ジャケも含めてだけどユーモアのセンスもバッチリ

GILES,GILES&FRIPP / THE BRONDESBURY TAPES
2001/英VOICEPRINT/VP235CD/CD
Tenth Planetがリリースした『Metaphormosis』を拡大したCD。内容は彼らの最も古い録音の「Hypocrite」に始まり自宅録音された未発表曲集。デモ集ということでいきなりこれを聴くのは辛いと思うが、彼らのアルバムを気に入った人にとっては面白い1枚でしょう。King Crimson色は皆無なので、それを期待する人には必要ないでしょう。ボサノヴァ、ソフトサイケ、ジャズロック、このキーワードにピンときた人は聴いても損はしない。宅録といっても既に完成形。