GEORGIE FAME / 20 BEAT CLASSICS
1980/英POLYGRAM/847 810-2/CD
Jazz、R&B、Blue Beat等の楽曲を抜群のブレイン・ドレインセンスで料理しクールでヒップなギグを夜な夜なクラブで繰り広げ、たちまちモッズ達のアイドルとなったGeorgie Fameですが、これはモッズ達に人気だった頃のColumbia音源を彼自身のセレクトで集めた編集盤。カバーの選曲はニューオリンズからスタックス、モータウンと真っ黒。それらを英国的にスマートに解釈したこれらの作品にはクールなグルーヴが溢れています。アダルティーなモッズR&Bサウンド。

GEOGIE FAME / THE BEST OF GEOGIE FAME 1967-1971
1996/英COLUMBIA/485127 2/CD
67年にCBSへ移籍してからのベスト盤。この時代も「The Balad Of Bonnie And Clyde」のNo.1ヒットを出すなどまだまだ人気がありました。この頃になるとJazz/R&B路線は薄れてきてしまっていますが、それでもEddie Floydの代表曲「Knock On Wood」のカバーなんかも演ってくれています。彼は今でも現役ミュージシャンです。

GEORGIE FAME / FUNNY HOW TIME SLIPS AWAY
2001/英SANCTUARY/CMRCD 292/CD
何かとモッズ的観点では60年代が最強と評されるGeorgie Fameですが(僕もそう思ってた一人)、この70年代後期のPye時代も悪くない内容です。時代の流れか随分とAOR路線にシフトしてますが、フリーソウル的なグルーヴ感は60年代のとはまた違った心地よさ。「Sitting In The Park」の再カバーなんかもしてます。相変わらずですが、その黒いフィーリングが節々に現れています。ノーザンソウルではない意味でのクラブ仕様。こっちの方がむしろ今向きかも。

GEORGIE FAME / THE IN-CROWD
1998/独MOTOR COLLECTOR/555 509-2/3CD
98年にMotor Collectorというところから発売された彼の60年代から70年代にかけての音源を集めたボックスセット。しかも全66曲中未発表曲が半分の33曲を占めるというとんでもない代物です。今となってはCD化が進まない初期音源の一部がここで聴けるのが嬉しい。今やコレクターズアイテムの1stライブアルバム『Rhythm And Blues At The Flamingo』から「Eso Beso」が1曲収録されている。とはいえ、もっとちゃんと形での初期アルバムの再発を望む!! 彼の代表曲「Yeh Yeh」のドイツ語ヴァージョンなんてのも収録してます。