GERRY & THE PACEMAKERS / HOW DO YOU LIKE IT?
1994/独REPERTOIRE/REP 4422-WY/CD (ORIGINAL RELEASED : 1963)
デビューして3連発No.1ヒットの勢いを受けて発表された1stアルバム。その割にシングル曲があまり入ってないのは自信の表れか? 収録14曲中1曲のみがオリジナルで後はカバー。C&Wのカバーもあり、古いスタイルのロックンロールといった趣だが、同世代のマージーグループからは頭一つ抜き出ている感じ。本CDは米編集盤の曲を追加収録しており、日本のみの紙ジャケ再発を買うよりこの独盤とベスト盤を揃えた方が彼らの曲をまんべんなく網羅できます。

O.S.T. / FERRY CROSS THE MERSEY
1994/独REPERTOIRE/REP 4423-WY/CD (ORIGINAL RELEASED : 1965)
Brian Epstein絡みのアーティストが出演した同名映画のサントラとしてリリースされた作品ですが、実質の2ndアルバム。FourmostとCilla Black、George Maritin Orchestra以外の曲は彼らの楽曲。カバー曲で固められてた1stと異なり、こちらは全曲オリジナルで構成されており、どの曲も素晴らしい出来。シングルリリースもされた表題曲や「It's Gonna Be All Right」は彼らの曲の中でも屈指の名曲。マージービートが好きなら絶対に聴いておきたい1枚です。

GERRY & THE PACEMAKERS / GIRL ON A SWING
2002/米FIESTA/FIR 151/CD (ORIGINAL RELEASED : 1966)
本国での人気は陰りが出ていたが、アメリカではまだ人気がそれ程衰えず、表題曲「Girl On A Swing」のヒットを受け急遽製作されたという米ラストアルバム。肝心の内容のほうはビートサウンドとはかけ離れたソフトなポップ路線。ビートファンよりもソフトロック方面での人気が高い1枚。本CDはオリジナルの12曲に20曲ものボーナストラックを追加した豪華な再発となっています。Gerry Marsdenのソロ音源も収録されており、ソフトな路線もこれはこれで悪くはない。

GERRY & THE PACEMAKERS / AT ABBEY ROAD
1998/東芝EMI/TOCP-50425/CD
デビューして立て続けに3曲をヒットチャートの1位に送り込む、とBeatles以上のハイスピードで売れたマージーバンド。7・3分けは伊達じゃないです。バックバンドPacemakersもしっかりした演奏で支えてます。Beatlesのデビュー曲になる予定だった「How Do You Do It」は「恋のテクニック」というとんでもない邦題がついたけど、ポップな佳曲です。小気味良いビートが利いた「I'm The One」が特に気に入ってます。入門編としては文句無しにお薦めのベスト盤。