THE DRIFTERS / LET THE BOOGIE-WOOGIE ROLL
1994/米RHINO/81927-2/2CD
初期Atlanticの花形グループだったDorifters。元はDominoesを抜けたClyde McPhatterが結成したグループ。McPhatterのハイトーンボイスが冴えた「Money Honey」等、数多くのヒットを放ちました。これはオリジナルDriftersの50年代の作品をCD2枚にまとめたアンソロジー。54年にMcPhatterが脱退し、リードシンガーはJohnny Mooreが2代目リードボーカルの座に着いてます。このCDにはドゥ・ワップ色の強い、味のある初期R&Bの魅力が詰まってます。

THE DRIFTERS / ALL TIME GREATEST HITS & MORE
1988/米ATLANTIC/7 81931-2/2CD
58年にメンバーが全員入れ替わるという、珍事を経て復活した新生Drifters。この後もメンバーが度々入れ替わるんですが、初代リードボーカリストはあのBen E.King。当時は斬新だったストリングスを大胆に取り入れたサウンドが効を奏し、「There Goes My Baby」等のビッグヒットを放っていく。Ben E.King脱退後もCarole King作の「Up On Roof」や、Rolling Stonesのカバーでもお馴染みの「Under The Boardwalk」等のヒットを放っていきました。

CRYDE McPHATTER / THE FORGOTTEN ANGEL
1998/米32R&B/32089/2CD
これはDrifters時代を含む決定的な2枚組みアンソロジー。Drifters時代の音源は上記のベストとダブってしまうのは仕方がないか。この人の声はハイテナーの癖のある歌声なので、嫌いな人は嫌いでしょうが、私は別に嫌いじゃないです。とにかく艶のある歌声が魅力的でしょう。ソロになってからはどちらかというとポップ目のサウンドですね。それよりも監修にAaron Nevilleが関わってたのが興味深かったです。きっと彼も影響を受けた一人なんでしょうね。
                       
BEN E.KING / ANTHOLOGY
1993/米RHINO/R2 71215/2CD
これまたDrifters時代を含むRhinoによる素晴らしいアンソロジー。もちろん超名曲「Stand By Me」はもちろんのこと、Phil Spectorが関わった「Spanish Harlem」も収録。彼のソロを支えたのはAtlanticの名ソングライターコンビLeiber/Stollerだから、R&Bとポップがうまく融合した作品になっていて、ブラックに馴染みのない人でもすんなり聴けるでしょう。「Stand By Me」の1発屋と思われがちですが、他にもなかなか良い作品があります。