THE CLIQUE / VANBRUGH PARK
2003/英DETOUR/DRCD 021/CD
Eddie Pillerの元で録音した幻のアルバム用の初期録音を集めたCD。『Tottally Wired』やEP『Early Days』で何曲かは陽の目を見た訳ですが、まとまった形での再発は大歓迎。この頃は4人組で、Detourからアルバム出す頃とはBass以外のメンバーは異なっています。メンバー変わり過ぎ… 本作にはJTQのJames Taylorも参加していてナイスなハモンドを聴かせてくれます。多少粗いですが、モッズビートといういうよりかは、フリークビートと言うべきかな。

THE CLIQUE / BAREBACK DONKEY RIDING
1995/英DETOUR/DR 027/7inch
アルバム先行シングルとしてリリースされたシングルですが、何故か最近またよく見かけます。A面はアルバムにも入ってるんだけど、強烈なビートが利いた最高のモッズ・ビートで必聴です。B面のOtis Reddingの「Security」のカバーはアルバム未収録。ただし国内盤CDにはボーナストラックとして収録されています。90年代のグループが演る60'sカバーものとしては極上の部類に入る好カバー。いつ聴いても痺れます。カスが多いDetourの7inchの中でもピカイチ。

THE CLIQUE / SELF PRESERVATION SOCIETY
1996/FLAVOUR/TFCK-87510/CD
87年に結成され、メンバーチェンジを繰り返した後の95年にDetourからようやく出した彼らの1st。本作は7曲のボーナストラックを追加してジャケも違う国内盤。thee HeadcoatsのBruce Brandがメンバーの中にいたり、Shadows Of Knightの「Make You Mine」をカバーしてたりとガレージ・シーンともちょっぴりリンクします。シングルとしてもリリースされた「Reggie」とかカッコいいです。60'sの焼き直し的なグループが多い90年代ものの中では安心して聴けるグループ。

THE CLIQUE featuring ALEX PETTY / SAVE ME
1996/英DETOUR/DR 044/7inch
女性ボーカリストをフィーチャーしたシングル。パワフルなシャウトと演奏が上手くマッチした1曲です。オルガンがやっぱいい味出しています。B面はインスト。Bar-Kaysあたりを意識したような、ゴツゴツしたリズムを持ちつつもグルーヴィという彼等らしい好演奏です。オルガン鳴りまくり、ドラム叩きすぎ、と最高の賛辞を送りましょう。こうしてしみじみと彼等の作品を聴きなおすと、90年代のグループの中ではトップクラスの実力ですな。ちなみに既に解散してますので。