CAT STEVENS / MATTHEW & SON
1988/英DECCA/820 560-2/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
英国きってのSSWである彼の1stアルバム。英米で異なる収録曲をカバーする丁寧な再発。ジャケからも伺えますが、そのジェントリックな佇まいに、ソフトな歌声。彼はむしろ同業者からの方が評価が高く、このアルバムの中からはMIke VickersやTremeloesが彼の曲をカバー。モッズともサイケとも言い難いからか、こんなにも素晴らしいのにイマイチ盛り上がらないのが残念。こういうニッチなアーティストこそ面白かったりします。ポップサイケとしてはピカイチの内容。

CAT STEVENS / NEW MASTERS
1989/英DECCA/820 767-2/CD (ORIGINAL RELEASED : 1967)
貴公子の様な凛々しいジャケの2ndアルバム。ブックレット内のヒッピーみたいなラフな格好の写真とは随分ギャップがあります。こちらもアルバム音源+αな内容です。本作からはP.P.Arnoldが「The First Cut Is The Deepest」をカバーした事で有名。1stと並んでポップサイケ好きは聴いておきたいものです。キャッチーな「Laughing Apple」とか「I Love Them All」あたりはアレンジがカッコよいです。「Ceylon City」あたりもコミカルなポップサウンドでお薦めです。