BRIAN AUGER & THE TRINITY / DEFINITELY WHAT!
1994/米ONE WAY/OW 300012/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
Trinity名義としては初の作品。Beatlesのクールなカバー「A Day In The Life」で幕を開けるが、とにかく彼が弾くハモンドオルガンは絶品で。ジャズを土台にしながら、敬愛するMose Allisonや、Wes Montgomery、Booker T等のナンバーをクールに料理しています。ヨドバシカメラのテーマでお馴染みの「John Brown's Body」なんてナンバーも入ってます。Zoot Moneyですらサイケに走ったこの時期にひたすらジャズ路線を貫いた姿勢は立派。モッド野郎はマスト。

BRIAN AUGER & THE TRINITY / BEFOUR
1998/米DISCONFORME SL/DISC 1008 CD/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970)
Gary Boyleが加わり4人組となって、米RCAに移籍しての作品。これは英国盤仕様のジャケでアメリカ、フランスではまたジャケが異なっています。まずオープニングのSly & The Family Stoneのカバー「I Wanna Take You Higher」がメチャメチャカッコいいです。フレンチジャズ・ナンバー「Pavane」も最高にクールで文句のつけようがありません。Herbie Hancockの「Maiden Voyage」もクールなモッドジャズに仕上がってます。やっぱこの人のセンスは素晴らしいです。

JULIE DRISCOLL,BRIAN AUGER & THE TRINITY / OPEN
199?/独POLYDOR/513 120-2/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
Trinityとしての活動と平行してフロントにJulie Driscollを迎えてレコーディングを行うようになり、その1枚目。これも英米ジャケが異なりこれは英国仕様の方です。Auger自作のナンバー「Black Cat」やラテンフレーバーが加わった「Goodbye Jungle Telegraph」等、この作品でも一貫してジャジーでクールな雰囲気が漂っている好盤。本作でもWes Montgomeryナンバー「In And Out」を取り上げています。Driscollとの共作「A Kind Of Love In」もハッピーチューン。

JULIE DRISCOLL,BRIAN AUGER & THE TRINITY
                           / STREETNOISE  
1998/米DISCONFORME SL/DISC 1005 CD/CD (ORIGINAL RELEASED : 1969)
Julie Driscollをフィーチャーして、69年当時LP2枚組というボリュームで発売された彼らの最高傑作。なかでも「Indian Rope Man」は必聴です。とにかくグルーヴィかつファンキーで最高のダンスナンバーです。「Ellis Island」、「Finally Found You Out」あたりも最高です。Doorsナンバー「Light My Fire」も軽く料理してしまいます。何の曲をカバーしてもカッコいいんですよね。68年から69年にかけて次々作品を発表してますが、そのどれもが素晴らしい内容です。

JULIE DRISCOLL,BRIAN AUGER & THE TRINITY /
                           JOOL & BRIAN
1991/米ONE WAY/CDL 57578/CD (ORIGINAL RELEASED : 1968)
それぞれが発表した曲を交互に配した編集盤。Julie Driscollナンバーははっきりいってあまり面白くないですが、Brian Augerの曲の方がすごいです。「Kiko」、「Fool Killer」、「Tiger」と彼のベストトラックが並んでいる。「Tiger」なんてハモンドの音色がトラの鳴き声みたいでカッコいいです。なかでもベストトラックはモッドクラッシックBooker Tの「Green Onions」の凶悪なカバーで、この曲の数多くあるカバーヴァージョンの中でも一番カッコいいと思います。

THE STEAMPACKET/ FIRST R&B FESTIVAL 1964
1990/独REPERTOIRE/RR 4090-WZ/CD
Long John Baldry、Rod"Mod"Stewartらと組んだこのスーパーグループはマネージメント関係のもつれで残念ながら、短命の内に終わっってしまいましたが、その短い期間に残したこれらの音源は極上です。「Back At The Chicken Shack」、「The In Crowd」、「Holy Smoke」等で極上のハモンドサウンドを聴かせてくれます。スーパーグループの名に恥じないカッコよさ。

BRIAN AUGER'S OBLIVION EXPRESS / THE BEST OF
1998/米DISCONFORME SL/DISC 1021 CD/2CD
Oblivion Express時代の2枚組ベスト。プログレに分類されることも多いこの時期のサウンドですが、たとえ表現の仕方は違えど演奏しているサウンドの根底にあるものはいつだって一貫しています。この時代ではにはラテンフレーヴァーを取り入れつつも、フリーな観点でグルーヴィなジャズロックを聴かせてくれます。この時代にはライブアルバムも含めると10枚近くも作品を残しています。