SOLOMON BURKE / HOME IN YOUR HEART
1992/米RHINO/R2 70284/2CD
AtlanticでWilson Pickettと肩を並べるディープソウルシンガー。いや、ブルージィな感覚でいったらこちらの方が上かな。原曲はWilson Pickettなんだけど、「If You Need Me」はこちらのバージョンに軍配を上げたい。ブルージィなギターで始まり、ゴスペルフレイヴァの圧倒的なボーカル、サザンソウルの名曲です。Rolling Stonesでお馴染み「Everybody Needs Somebody To Love」や「Got To Get You Off My Mind」あたりのダンスナンバーも甲乙つけがたい出来。

SPINNERS / THE VERY BEST OF
1993/米RHINO/R2 71213/CD
70年代を駆け抜けた屈指のコーラスグループ、それがSpinners。このRhino盤はG.C.Cameron在籍時に唯一Motownで放ったフリーソウルの古典「It's A Shame」(名曲!!)を含んだ好編集。2曲目からがAtlantic入りしてからの作品で、「I'll Be Around」、「Could It Be I'm Falling In Love」は極上のフィリーグルーブで、文句無しの名曲。70年代中頃からはポップバラード路線でヒットを放っていきます。甘めのバラードは個人的にはチト苦手だが、それはそれでよし。

SPINNERS / THE VERY BEST OF VOL.2
1997/米RHINO/R2 72756/CD
Rhino編集ベスト盤第2弾。この様な続編が出るって事は、それほどヒット曲があるって事です。これぞフィリーグルーヴの最高峰。1曲目の「I Wish I Could Sleep」からして完璧なフィリーダンサー。彼らはディスコとして語られることもあるみたいですが、個人的にはディスコという感じはしないです。ディスコみたく弾けた感じというよりも、洗練された大人のソウルサウンドといったところかな。アップテンポの「Wake Up Susan」が最高。

V.A. / TWIST & SHOUT
1989/MMG/AMCY-25/CD
本作は若き日のPhil SpectorがAtlanticでプロデュースを担当したした12曲をまとめたもの。R&B/ソウル的価値からいうとそれほど重要ではないけど、Phil Spectorファン的観点から見れば重要作。本作で1番の目玉はTop Notesの「Twist & Shout」です。Isleyではなく実はこの人たちのがオリジナルです。しかし、アレンジが全く違っていてまるで別の曲のようで、Isleyのバージョンの方が全然良いです。ウォール・オブ・サウンドの原点ここにあり。
                       
V.A. / STILL PAYING OUR DUES
1999/英KENT/CDKEND 169/CD
英Kentが組んだAtlantic音源によるノーザンコンピ。最初買ったときはAtlanticとノーザンってあまりピンとこなかったんですけど、これが聴いてみてビックリ。Atlanticにもこんなにカッコいいノーザンがあったのねと驚くと同時に、これを出したKentに感謝。収録曲中で有名なアーティストはごく一部で、他は聴いたことも無いアーティストですが、どれも素晴らしくて最高です。Kentから同様に"Where It's AT"シリーズとしてAtlantic音源のコンピが他にも色々出てます。