THE ALAN BOWN / OUTWARD BOWM...PLUS
1998/英SEE FOR MILES/SEECD 490/CD
60年代末には何処もかしこもフラワームーブメント一色だった訳で、Soul/R&Bグループとしてスタートした彼らも多分にもれずサイケ・ポップへとスタイルを変化させていく。グループ名もすっきり短くしてみたりしてね。これは68年にリリースされたアルバムにシングル曲等を追加したもの。しかし、See For Milesらしからぬセンスの無いジャケだな。しかし、ご安心を。中身は素敵なポップ・ワールドが広がっていますので。なかでも「Technicolour Dream」は名曲。

THE ALAN BOWN / THE ALAN BOWN
2000/ポリドール/POCJ-2835/CD (ORIGINAL RELEASED : 1970)
Deramに移籍してのアルバム。既にポップサイケ・サウンドから脱却し、アーシーなジャズロック。ソウルフルなR&Bからポップサイケ、ジャズロックというサウンドの遍歴も当時としては順当な流れだったのでしょう。Alan Bownのトランペットもここでは幾分控えめでピアノも要所要所で効果的に鳴っており、全体的に軽めのグルーヴ感が漂っています。ラストの「Gypsy Girl」はポップサイケ風。イギリスの田園風景を思い起こさせるメロウな好盤。晴れた日に聴きたい1枚。